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ありがとう弥生杉 屋久島・台風10号の被害

皆さまこんにちは、ひでみです。

今日は悲劇的なニュースが飛び込んできました。

屋久島の弥生杉が先日の台風10号で倒れたと・・・

推定樹齢3000年。

ニュースの写真を見る度に心が痛みます。

屋久島の森

私が屋久島を訪れたのは約2年ほど前。 

白谷雲水峡を歩いたり
縄文杉を目指して早朝の真っ暗な森を歩いたり・・・

そこで見た光景は未だに生き生きとした記憶で、今でも鮮明なインパクト。ふと思い出しては心の中で森と通じ合えるような感覚です。

10時間トレッキングの最中

白谷雲水峡の弥生杉は、そこでじーっと、静かに、優しく生きていました。推定3000年もの長い時間をです。

今回のニュースを受けて、弥生杉の写真を探したのですが見つからず・・・他ではあんなにパシャパシャ撮影していたのにな。 

何故かあの木の側では、静かに一緒に過ごしたい。そんなことを感じ取っていたのかもしれません。 

今回の台風10号は非常に大きい勢力と言われていましたが、屋久島の山にぶつかり、台風の目が消滅しました。

お陰で本土では最悪のダメージを避けられたのかもしれません。

屋久島の古代の森と、そこに暮らす長寿の木や動物たちに、感謝の思いが湧きます。 

ありがとう。 

毛繕い中の屋久猿たち

改めて、自然を大切にしたいと想います。 

大袈裟なことや、カッコつけたようなことではなく。

油や醤油は紙で拭ってから食器を洗うとか、
お風呂の残り湯で洗濯してみようかなとか、、

普段の暮らしを、美しくつつましく生きる。

それが、地球を共に生きる一員としての志かなと思います。 

我々人間の豊かさは、いくら文明や科学が進もうとも、全て地球からの贈り物です。

そして地球は人間だけのものではなく、全ての生命が生きようとする最大のシェア空間です。

そのことが改めて、改めて、心に刻まれました。

ショッキングなニュースですが、屋久島の森は再生します。独特な「切り株交換」という屋久島の自然のシステム。

倒れた木の切り株に、新しい芽が吹き、そこから2代目の木が育つ・・・弥生杉にもきっとその日が来ることを祈ります。 

ありがとう、弥生杉。 

また会えますように。 

屋久島の自然に最大の敬意と愛を送ります! 

ウィルソン杉のハート

屋久島への旅は過去に全10話で記事にしています。
沢山のエピソードや学びを写真と共に綴っています。

興味を持っていただけましたら、ぜひそちらも読んでみてくださいね。


本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました!
また次の旅でもお会いしましょう



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