緒方秀美
最近の記事
- 再生
Photo Session
Photo Session 誰もがスマホで写真を撮れる様になった今、 その時に感じた事を一瞬で写真に残せるって素晴らしい事だと思う。 一眼レフ カメラもデジタル機能で押せば綺麗に写る様にテクノロジーは目まぐるしく進化して機械が全部やってくれる。 しかし写真の道で生きている私は、ただキレイに撮るだけではない。 Photo sessionで目の前の被写体の自分ではまだ気づいてない秘めた魅力、その人のスピリットとも言うべきエネルギーを引き出して撮影してる。 見つめて見つめてシャッターを切りながら見つめて被写体の心のドアをノックしていく、 ノックしながら被写体が自分で決めつけた 自分像は壊れ、心のドアが開く! その瞬間の被写体との一体感でスタジオは魔法の空間に変わる。 誰もが唯一無二、オンリーワンの魅力で無限の可能性を持って生まれてきた‼︎ Photo Sessionを通して感じる人間の根底にある素晴らしさ、人間の存在そのもが芸術だと感じるのです。
- 再生
「Demiちゃんが行く!」#32 写真家 緒方秀美 私小説 ”今が全て!!この一瞬が永遠"
こんにちは。Blankey Jet City写真集撮影がクライマックスに入ってきました。最後の撮影は代々木のストリートライブでしたが、その動画がYouTubeに出てたのでアップしました。ステージの脇の方で一生懸命撮影してるデミの姿が映ってました。「貴方のイカれた姿を見てください」とブランキーのマネージャーからこのビデオを渡されましたが、こんな場面は一生の中で二度とない!!と無我夢中で撮影した。 これがデミの真の姿です。 第32話 "今が全て!! この一瞬が永遠” アートディレクター 原 弘一 編集者 後藤茂雄 レコード会社からは撮影経費のサポートがある。 デミはやっと撮影だけに集中できる環境になった、これから後半の撮影で写真集のグレードが決まる。ただのミュージシャンを撮っただけの写真集にはしたくない。 もっともっとブランキーの世界感を写真に映し出すという思いで、彼らレコーディングしているロンドンにニューヨーク経由で飛んだ、ニューヨークに行く必要はなかったのだけど、どうしてもあの場所でエネルギーチャージしたかった。 そしてロンドンに早朝ついてブランキーのいるフラットに行くと、すぐにバンに乗せられて2時間くらいの所で降ろされたてメンバーに後を歩くとストーンヘンジがあったパチパチとっているとまた直ぐにバンに乗せられてライブハウスに着く、デミはメンバーと一言も話す余裕もなく気持ちを全てシャッターに込めてた、イギリス中をまわりロンドンに着くとレコーディングプロデューサーの土屋昌美さんとの食事会、さっさと食事し撮影、フラッドに戻ったらブランキーの友達でロンドン在住の女の子が遊びに来ていた、みんなで飲み出してワイワイしだしてもデミは黙々を撮影し撮れたと思ったた部屋に帰りカメラの手入れをしてた、体力温存の為に寝る。 ドラマチックな写真も欲しいと思い達也さんに頼んでヌード撮影もさせてもらった、不器用はデミは彼らと話しなどしなく、ただがむしゃらに撮るだけデミの気持ち全てシャッターに込めるだけだった。 ロンドンで撮影した写真の出来上がりはそれまでにないほど深くブランキーの世界を表しているものになった、あと残すは代々木のストリートライブだけ、これで最後なんだデミの気持ちは高ぶっていた、ストリートライブ当日デミは最初の一曲だけステージの上の左端からストリートに集まっている客を撮らせてとくださいとお願いした一曲が終わったら直ぐステージの下に降りるからとお願いした。 いよいよ始まるデミはフィルム三本とカメラ一台だけ持ってステージの左端でかまえたアシスタントはもう一台のカメラとレンズ、フィルムを入れたカメラバックをもってステージの下にいる、三人が出て来てライブが始まった途端に客が暴動をお越し凄まじいエネルギーがほとばしる、デミはこんな光景はもう二度と撮れないとシャッターを切りまくる、ストリートの客はもみくちゃになりながらも凄まじいエネルギーでブランキーと一体になっているデミは夢中で撮った、アシスタントもステージの下でつぶされそうになっているけど、カメラとフィルムをよこせとデミは夢中でシャッターを切り、一曲が終わったらステージから降りると言って事も忘れてステージ上を走り回って撮った、「なんだ~~~あの女~~~」という声も聞こえてくる。だけどどうしても止まらなかった。ライブは終わり2時間トップスピードで撮影したデミは全身汗だく、なんだか冷ややかな視線を感じたからスーっとその場を去った。最後の撮影は思わぬアクシデントでこんなに走り回る事になってしまったけど、全ての撮影が終わり燃え尽きたデミだった。翌月ストリートライブの様子がDVDで発売されたというい事でブランキーのマネージャーが「あなたのイカレタ姿を観てください」と言ってDVDを渡してくれた。 ステージー上を走りながら撮ってるデミの姿を観た、イカレタ姿か!と思いきや どんなに迷惑かけてしまっても、怒られても、今しかないこの一瞬を撮るしかなかった、一生懸命撮影しているデミ姿はイカれた姿というより輝いていると自分で自分を認めてあげた。 こうしてブランキージェットシティの写真集は、その年の12月に発売された。 それを見た不良少年達、ブランキーのファン、から熱いデミへのメッセージ「カッコィー、ありがとう」が送られてきた、「デミのステージ上で撮影する姿を見てオレもカメラマンになると決めたのです。」との言葉、スーパースター達がこぞってデミに撮られたいと言ってきた、こうしてやっとデミが子供の頃から思ってた私にした撮れない写真、デミの世界観が集約された作品、写真集Blanky Jet Cityが世の中に出た事でデミは劇的に自分人生の突破口を開いたのです。 To be continue
「Demiちゃんが行く!」#22 写真家 緒方秀美 私小説 "N.Y.での最初の仕事は、ポップアートの巨匠アンディー ウォーホール撮影!!"
おはようございます。 デミのN.Y.での再出発は甘えん坊だった頃とは別人の様に、仕事して遊んで 今この瞬間を精一杯楽しんでました。プロのPhotographerになる事は心で決めていたから色々な事が起きても自分を信じて、この道まっしぐらの生活。そんな時にふとチャンスが巡ってきたのです。 第22話 ””N.Y.での最初の仕事は、ポッアートの巨匠アンディー ウォーホール撮影!!" N.Y.での生活は毎日が映画の中みたいな日々を過ごす中、ある日本から来たパフォーマーの沼田元気が