創造性について

私は、いま創造性の研究をしている。

あるドイツ人と、創造性に必要なものはなにか?話題で話をした。

彼は、「類推」と「合成」だといった。

類推には、いくつか意味合いがあるが、彼は「二つの事物の間に本質的な類似点があることを根拠にして、一方の事物がある性質をもつ場合に他方の事物もそれと同じ性質をもつであろうと推理すること」(goo辞書より)という意味で、類推を使った。

既存のものが持つ性質を少し形を変えることで、全く違ったものが生み出せる可能性がある。

これは、アイデアを盗作したとかではない。

そのものの本質を見抜き、それを別の形に変換することは「創造」である。

また、彼は、いくつかの物事から性質を見抜き、それらを混ぜ合わせたりすることが「合成」だと話していた。

1つのものから類推され、作り出されたものは、既存のものと似通っている場合が多い。

しかし、2つ以上のものから類推され、合成されたものは、全く新しいものになりやすいのではないか。

そう考えると、創造性の高い人というのは、「類推」と「合成」をたくさんできる人といえるかもしれない。

そして、創造性を伸ばしたいなら、日常生活のなかで

この物事の本質はなにか?

別の形に変えられないか?

その本質をなにかと混ぜ合わせたらどうなるか?

と考えてみるといいのではないかなと、おもった。

#あの会話をきっかけに

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