当事者同士寄り添う
今の奥さんとは、マッチングアプリで知り合いました。
感情的な結婚でしたが、夫婦仲良く、5年目をむかえます。
僕自身は統合失調症という持病をもち、自閉症という個性ももっていたため、子どもを望むのも難しいと考えていました。
なので、相手に途中で失礼にならないように、マッチングアプリのプロフィールに赤裸々に、
僕は統合失調症と発達のハンデをもっています。
また、子どもはのぞんでいません。
と記しましました。
これで、アプローチしてくる女性は、正真正名のマッチングが、落とし穴か、、どちらかだと信じていました。
そこで、いいね、でマッチングしたのは、同じ統合失調症をもった今の奥さんでした。
やり取りをして、電話もする仲に。
同じ病気とは思えないくらい、聞き上手で共感力もあり、ねぎらいの言葉をかけてくれる女性でした。
また、親も紹介してくれましたが、彼女の親も病気に理解があって、兄弟は三姉妹の末っ子で長女さん、次女さんも、すごく苦労をされて、優しい方でした。
この家族と共に、これからの人生、幸せになりたいと強く思い養子縁組にはいり、結婚いたしました。
プロフィールの欄に学生時代いじめられていました
とも、素直に記しました。
今では、朝、公園でウォーキングするくらい仲が深まりました。
今思うと、プロフィールに決して大きく見せず、等身大で記してよかったと思います。
大きくみせても、長続きはしないと分かっていたし、ありのままの等身大の自分を愛してくれるパートナーこそが、人生のパートナーだと思っています。
その時は、関西と関東で500キロ以上離れていましたが、弟に親をしっかり頼んで、母親も僕自身を一人の人として、東京で人生を切り開いてきなさいと、力を信じて背中をおしてくれました。
今は、ホームヘルパーの資格を活かし、訪問介護のお仕事をさせていただき、生き甲斐をもった日々をおくらせていただいています。
当事者同士というと、共倒れするのではとの考えもありますが、しっかりリカバリー体験をして規則正しく、栄養、睡眠をとり、投薬もしっかりしておければ、パワーバランスもとれ寄り添い合える関係が築けると実感します。
また、両親の信頼を大切にして、親孝行することもパートナーへの敬意であると思っています。
絶望やどん底の時期はありました。
小さく燃える反骨心や負けない心がある限り、微々たるものでも、少しづつ必ずいい方向に向かうと確信します。