恋はテキーラ。愛は白湯。
こんにちは。ひでまるです。
「いけないと分かっていても、悪い男ばかり好きになってしまう」
「安心よりも刺激的な恋愛を求めてしまう」
という悩みを女性から聞くことがあります。
今回は、「なぜ悪い男にハマってしまう女性がいるのか。なぜ安心よりも刺激を求めてしまうのか」についてお話ししていきます。良い相手を選び、幸せな恋愛をするためにぜひ読んでほしい内容です。
馴染みのある環境
こんな言葉があります。
「育ってきた家庭環境がカオスだと、安心できる男が退屈でつまらない男だと感じやすい」
僕たちが付き合う相手、結婚する相手を選ぶ上で、育ってきた家庭環境は嫌でも大きな影響を与えます。
「親がケンカばかりしていた」「家庭内の混乱が多かった」という環境で育った人には、「家庭とは不安定なもの」「家庭とはケンカが多いもの」というイメージが潜在意識の中に刷り込まれています。
そういう人にとって、「安心」「安定」が「幸せ」と結びついていないのです。頭では「安心」「安全」が良い恋愛だと理解できても、実際には「不安定な恋愛」を選んでしまうのです。それに馴染みがあるからです。人間の脳は幸せな環境よりも馴染みのある環境を選んでしまうのです。
悪い男にハマる理由
悪い男には、一貫性がありません。ある日は冷たくて、ある日は優しい。この不安定さが、女性のドーパミンレベルを過度に上げる結果となり、女性がハマってしまうのです。
脳科学的に言うなら、ギャンブルにハマってしまう人と同じようなことが脳内で起きています。ギャンブルというのは、一貫性がありません。ある日は大外れで、ある日は大当たり。この予測のできない報酬が人間のドーパミンレベルを過度に上げ、依存症を作り出します。
自分の状態に気づくことが大きな一歩
原因や仕組みが分かってくると、より冷静に、自分自身を見つめ直すことができます。次の言葉は、今回のお悩みに対する僕からのメッセージです。
「良くない家庭環境で育ったとしても、あなたは幸せな家庭を築いていくことができる。育った家庭環境の影響を受けていることに気づき、自分自身を客観的に見つめることで、進む方向は変えられる。親に与えてもらえなかった安心や愛情は、自分で自分に与えることで、埋め合わせていくことだってできる」
「悪い男にハマってしまうのは、一貫性のない言動や予測できない優しさを脳が過剰に反応してしまうから。それはあなたが悪いのではなく、脳の仕組みがそうなっているだけのこと。だから、その状態に気づくことで、対応することができる。悪い男にハマらないために大事なのは、その一貫性のなさに気づき、物理的に距離をあけること」
恋はテキーラ。愛は白湯。
恋愛に刺激やドキドキを求めてはいけないわけじゃありません。それは恋愛の醍醐味です。特に若いときは。大事なのは、ドキドキを追い求めすぎるあまり自分を見失ってしまわないこと。
恋とはテキーラのようなもの。
最初の出会いや最初のデート、初めてのキスといった瞬間的な刺激から恋が始まります。恋はテキーラを一口含んだときのような、強烈な感覚をもたらしてくれます。
愛とは白湯のようなもの。
愛は日々の小さなや優しさや思いやりの積み重ねによって育まれていきます。その感情は、まるで白湯を飲むときのように、穏やかで、体を温め、心を落ち着けてくれます。
テキーラの刺激ばかり求めている人が白湯を飲んだとしても、刺激のないつまらない飲み物だと感じてしまいます。だけど、あなたの体が本当に求めているのは、テキーラじゃなく白湯です。白湯は確かに、刺激が少ないかもしれない。だけど、長い目で見たときに、白湯があなたの体を健康にしてくれるのです。
ある意味で、幸せと退屈さは、紙一重です。
安心を与えてくれる男性を退屈に感じることもあるかもしれません。
そういうときには、白湯のことを考えてみてください。