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思い出を共有した他人

こんにちは。ひでまるです。

今回は、「恋人との別れ」についてお話ししたいと思います。

過去に付き合った相手に対して、一部の女性から、こんな言葉を聞くことがあります。

「復讐してやりたい」
「元カレが憎い」
「不幸になってほしい」

最初は大好きで付き合ったはずの相手に対して、今となっては大嫌いだということです。

僕たち人間というのは不思議なもので、付き合いたがるのに別れたがります。結婚したがるのに離婚したがります。

人間というのは、精神の矛盾に呪われているのでしょうか。


恋愛関係は、末永く幸せに続く場合もあれば、時には四季のように、僕たちのもとにやってきては、去るべくして去っていきます。

なぜ付き合った相手のことを憎むようになるのかというと、ひとつは別れるべきタイミングにあります。

「相手が向き合ってくれない」
「嫌なことを何度伝えてもやめてくれない」
「私を一人の人間として全く尊重してくれない」

こういったのは、はっきりとした赤信号です。

だけど、「いつか変わってくれるかもしれない」「別れて一人にもどるのがこわい」などの理由から別れられずに、我慢に我慢を重ね、見えないストレスを限界以上にため込んでしまいます。

そんな状態でやっと別れを迎えたら、相手の不幸を願いたくなるのは当然です。我慢してきた期間が長いほど、強い憎しみに変わってしまいます。

理想を言うならば、本来好きだった相手のことを憎み、敵と見なさなければいけなくなるまで我慢して関係を続ける必要はないのです。

「相手が向き合ってくれない」
「嫌なことを何度伝えてもやめてくれない」
「私を一人の人間として全く尊重してくれない」

こういった赤信号に当てはまるなら、まだ相手のことが好きでも、別れるのがこわくても、自分のメンタルを最優先するために別れを選んだほうが良いのです。

別れとは、相手を憎むことではありません。

別れとは、お互いの幸せを願うことです。

最初は彼のことが大好きだったはずです。

大切な思い出も一緒につくったはずです。

そんな相手を憎み続けるなんて、もとからの望みではないはずです。

友達にもどる必要はない。

だけど、敵になる必要もない。

ただ、思い出を共有した他人。

それぞれの道で幸せをつかめばいい。

せめて、そんなふうに思えたらいいなと、僕は思います。

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