
「なくて七癖、あって四十八癖」に思ったこと
「なくて七癖、あって四十八癖」という慣用句がありますが、人には自分には気づかない癖がたくさんあるという意味ですが、癖は自分でも気づかずに身についたのがものではないでしょうか。
癖は意識的に作ろうとして身についたのではなく、無意識のうちにそうしてしまっているものがほとんどで、そもそも自分の癖に自分で気づくことがないから四十八癖と言われるほどのたくさんの癖が身についていくのだと思います。
貧乏ゆすりをすると、「そういう悪い癖は直しなさい」と言われたことがありますが、私は小さい頃から落ち着きがなかったので、学校の朝礼とかでよく注意されました。大人になって図々しくもなれば、学校のみんなを代表して自分が注意を受けているのだと思うこともできるかもしれませんが、結局怒られるにもだんだん慣れて、注意されてもほとんどの癖が直らずにそのまま大人になったような気がします。
大人になれば、貧乏ゆすりをすると得はしないということを学習するので、さすがに減りましたが、なくなった癖というものはほとんどないような気がします。なにせ無意識のうちにやってしまうのが癖なので、直すのが難しいと思うのと同時に、人は意識的に行動しているように見えて、意外と行動を最終的に決定づけているラスボスの正体は無意識ではないかと思ったりもします。
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