うちの「助手」がざわついてます
ニーチェ哲子 ねぇ、はるかちゃん、最近センセー、変なもの書いてはるね
はるか え?ああ、「時代劇」書いてるね、昭和の歴史モノ
ニーチェ哲子 こんなん、絶滅危惧種やね。いまでもあるんかな?
はるか うわ、初めて見たよ、これ、なに?学生服?
ニーチェ哲子 まぁ、その「亜種」みたいやね。あ、そういえば、いとこんちのタンスにこれあったような・・。
はるか あたしんとこの叔父さん、これ、「ボンタン」って言うんだってたしか言ってた。
ニーチェ哲子 へ~、始めて知ったわ。まぁ、当時はかっこよかったんやろね。
伊集院先生 過去の遺物・・そうだろうね。しかし、「昭和」の物語が「時代劇」になってしまうとは、・・。まぁ、仕方ないけど。あの当時のあたふたが、今の社会のあたふたとダブって見えてしまう。目先しか見えず、メンツにこだわり、なにを一番先に解決しなくてはならないかがみえず、パフォーマンスで暗部を隠す。・・体質は何も変わってない。
だからこそ、「時代劇」を描こうと思うのだよ・
どうだ?赤ん坊の役だけど、二人とも登場させてあげようか?
はるか ニーチェ哲子 死んでもイヤです