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テスト返却について

先週の木曜日と金曜日に前期期末テストがあったので、本日よりテスト返却が実施されております。
各教科の先生方は、不正行為が起きないようにとか、正答率の悪い問題を解けるようにとか、そんな工夫をしながら返却をしております。

テストの解答を改竄することが、自分の人生において得策ではないことは、生徒たちは気づいているので、馬鹿馬鹿しいことをやろうと思っている子は今まで出てきたことがありません。(定期テストで不正行為などのトラブルが出てきたことは一度もない。)
でも、この返却方法はよくないなと思う教科があったので、やり方については、伝えなくちゃなと思っております。

自分の定期テストの返却方法は次のとおりです。
①模範解答(クラスルームで配布)と問題用紙を使って配点と採点方法の確認
②テスト返却
③間違いがないかをチェック
④できなかったところをできるようにするために各自学習する
⑤期日内に、学習した内容を、実際の解答用紙とセットにしてクラスルームで提出。再度、このテストを受験したら、現得点から何点になるかを限定コメントで送信する。

④からは、得点の修正ができない約束にしています。そのため、自分が必要だと思った学習に全振りできる。友達や自分に聞きに行ったり、ワークでその問題を定着させるために黙々と解いている生徒がいたり、うまくいった学習方法をスライドにまとめたりと、いろんな工夫をしている生徒が見られます。

思うような点数が取れなかった生徒に特に多いのですが、④で動けなくなる生徒もいます。そのときに、クラス全体にどんなことばを投げかけるのかというのは、その先生に技術がなければできないことです。
自分はこの技術を『学び合い』で学習していきました。
うまくいっている『学び合い』実践者は、「どうすれば、こんな授業が展開できるんですか?」という質問に対して「別に、なにもやってないよ」とかっこつけてしまう人がいる(完全に自分の偏見です。笑)のですが、うまくいっている人は、相当考えています。
自分もどちらかというと、うまくできている方かなと感じていますが、質問されたらすべて伝える気しかありません。
でも、手っ取り早いのは、生徒にどうなってほしいか(どうすれば幸せになれるか)をきちんと考え、『学び合い』の本を読んで実践することかなと思います。

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