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教育相談の注意点

うちの学校では、教育相談という期間を年に2回実施ししています。前任校も年間で2回行っていたので、なにか決まりはあるのかな…。(この辺はよくわかっておりません。(笑)
教育相談は具体的にいうと、担任の先生が、
悩んでることない?とか、
困っていることない?みたいに、
生徒に聞いて悩み相談みたいなことをする期間です。
自分が教育相談をするにあたって、気をつけなくちゃいけないなと思っていることは2つあります。

1つ目は、悩みを探させないということです。
事前にアンケートを取って、そのアンケートをもとに教育相談をしたりするのですが、深く考えさせすぎて、悩みを創出させてしまうことがよくあります。
お客様アンケートでも、不満なことはありませんでしたか?と考えさせすぎることで、不満を作り出すことが目的になってしまうことがあるそうです。
教育相談は、悩みを解決するものであって、悩みを生み出すことではありません。
子どもたちのことを考えるあまりに、間違った方向にいかないようにしないといけません。

2つ目は、「悪いあの人。かわいそうな私。」の話に付き合っていないかということです。
コレに付き合っていたら相談してる生徒も、相談を聞いている側の人間も不幸になります。生徒がこの愚痴的な話をして一度はスッキリしたとしても、根本的な解決には至っていないので、また愚痴るというルーティーンから抜けられないからです。
では、どうすれば良いかというと、「これからどうするか」を一緒に考えることです。
これを考えさせるのが、悩みが生じても根本を解決できる人間を生み出す唯一の方法だと思います。
これは、アドラー心理学で伝えられているもので、『嫌われる勇気』はぜひ読んでほしい。

自分の特技は、これからの世の中について積極的に学んでいるので、どんな人間が必要とされているのかということを語れることです。
これを、「これからどうするか」にのせて一緒に考えると、教育相談というよりは、キャリアの相談になってきます。
悩みって、今や将来が不安だから生じるものなのかなって思います。
将来どんな風になりたくて、今なにをするべきかということを明らかにすれば、自然とやるべきことが明確になっていくのではないかなと思います。

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