オンラインスクールそらとくらす「学校へ戻る子、学校から離れる子」
<日々の様子>
12月から
曜日によって先生が変わる
という仕組みにした。
全員がボランティアだから
それぞれの負担を軽くしながら
継続しやすい方法を選んだ結果
そうなった。
テックアカデミーも終わったから
わたしは毎回、サポートとして
最後まで参加できるようになった。
ここ1ヶ月間の
そらとくらすの活動は
保護者の方が
先生になってくれて
みんなでスノーボールクッキーを作ったり
マジシャンを呼んで
マジックショーを見て
自分でもマジックやってみたり
(写真撮り忘れた)
ソフトパステルで絵を描いたり
Gartic phone(オンラインでできる絵しりとり)で盛り上がったり
水に浮くものと浮かないものを調べる実験をしたり
動物クイズで
哺乳類について学んだり
覚えきれないほど
毎回、なんだかんだと
いろんなことをしてる。
<学校に戻る日>
先日、そらとくらす開校当初から参加していた子が
学校に戻ることを決めた。
現在、5年生。
1年8ヶ月ぶりの登校になるという。
1年8ヶ月もの間、
その子や、その家族の人たちが
どんなことを経験してきたか。
話を聞くことしかできないから
理解する、共感する
なんてことを簡単には言えない。
でも良いことも良くなかったことも
全部ひっくるめて
これからの人生できっと役に立っていくものだと思う。
いろんな経験を糧に
自分の選んだ道で笑っていて欲しい。
<気づいた子どもたち>
こんなふうに
学校に「戻る」ことを選ぶ子もいる。
でもみんながみんな
そうではない。
それは
コロナが残したものに1つに
”学校への不信感”があるから。
コロナ不安の子どもたちに寄り添うことなく
義務教育を受ける権利を守れなかった
学校があるのは確かだ。
そして、学校に行かない道を選択し続ける中で
気づいてしまったこと。
「学校に行かなくても学べる」
「学校以外でも生きる力を身につけることができる」
それを経験してしまった以上、
学校に「戻る」という選択肢が遠のくのは
ごく自然のこと。
これに対してはもう
「不登校」という言葉は相応しくないと思う。
これは、いわば
「学校離れ」だ。
もうコロナがどうだとか、
オミクロンがどうだとか
いう話じゃない。
学校に戻る子がいる。
戻らない子もいる。
どちらを選んでもいい。
大事なのは
「自分で選んだ」という意識を
もっていること。
そうすれば、
どちらの道にもある
山や谷を越えていけると思うから。