1人のニーズに応えることから事業を始める
このnoteは、読んでくれた人が少しでも小さいもしくは大きい挑戦をする一歩を踏み出すきっかけになってもらえればと思い書いています。
過去の記事でいきなりフルコミットで起業する必要はないという事を書かせてもらいました。
これらのnoteでは、どういう心構えで良いのかとかどういう風に始めるかというのを簡単に共有させてもらいました。
ただ、多くの「起業したいけど、できてない人」の話を聞いていると必ずでてくるのは、「新しいアイデアがでてこない」ということです。
なので今回のnoteはアイデアをどう見つけるか?について、一部私の経験を共有させてもらいたいと思います。
私が考えるのは、「自分ができること」で「身近な人が欲しいと思っていること」をサービスや商品としてやってみて、その「身近な人」がお金を払ってくれるくらいのサービスや商品だったら、そこから本格的に事業としてとりくんでいく、というのが小さくスタートするには良いと思っています。
特にその身近な人(身近でなくても初期の頃にサービスや商品を試してくれた人)が、熱狂的なファン(likeではなくlove)になってくれたら、それはかなり可能性のあるサービス・商品だと思って取り組んで良いと思います。
逆に言うと、一人や少数の人が熱狂的なファンになってくれるサービス・商品を見つけることが大事とも言えます。
例えばですが、私がペットフードブランドを日本で始める少し前、私の実家には「ミニチュアダックス」が一緒に生活していました。このミニチュアダックスは実は私が高校生か大学生だった頃、両親と相談し、当時一緒に住んでいた祖母に許可を得て家に迎え入れた犬でした。
そんなミニチュアダックスに当時シンガポールで良く売れていたフリーズドライのドッグフードをお土産に買って帰ったのです。
そしたら、老犬だった犬もよく食べる。うちの両親も大喜びでもっと買ってきて欲しいと言われました。
その時はペットフードの事業をシンガポールでやっていましたが、まだ日本では始めておらず、市場の状況とかをよく理解していませんでした。
ただ、うちの家族が言うには、「老犬にどんなペットフード買ったらよいかよくわからない」、「良さそうなフードはとても高い」、「高いのだけどその商品が良いのかどうか判断できない」という意見でした。
まだ日本の市場をよく理解していなかったのですが、友人に話しを聞いてみると皆同じことを言われました。
そこで、まずはプレミアムのドライフードを負担の無い価格で販売してみようと思いました。それが日本事業の始まりのきっかけです。
この場合、
自分でできること:自社のプレミアムペットフードブランドを持っている。
身近な人の意見・ニーズ:ペットに良いフードを家計の負担の無い形で買いたい。かつその良さがわかりやすく理解できるものが良い。
こういうところのアイデアから日本事業を始めたという形です。
今では弊社のHEKAというブランドはご好評いただいています。いつも売切れが起こってしまうほどにニーズがある状態です。
ただこれも気づいたのは、実家にプレミアムフードをお土産に持って行った時の会話がきっかけでした
なので、起業する際や起業する前に、自分ができることや考えたサービスをまずは身近な人や少ない人に提供する。そうやって小さい挑戦をまずは始めてみる。そこから、熱狂的なファンになってくれるように改善や変化を続ける。そして、熱狂的なファンがつくようになったら本格的に事業にしていくような挑戦は一つの方法としてありだと思います。
このnoteを読んで、少しでも小さな挑戦をすることに興味を持って頂けたら、コメントなど頂けると嬉しいです。
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