見出し画像

あんのこと~お家で映画鑑賞

2024年9月末で退職して時間ができるなと思ったこと、連れ合いが大きな画面でユーチューブを見たいといっていたことからネット接続が可能なテレビに買い換えました
(設置してから、連れ合いの希望は違っていたことがわかりましたがしょうがないですね)

今日(11月2日です)は肌寒い雨なので、家で何か見ようとしたところ、「あんのこと」が出てきたので予備知識のないまま観ました
(アマゾンプライム)

重いテーマでした
生まれ育った境遇から厳しい現実を生きる主人公に、薬物中毒から救い出そうとする人とのかかわりが生まれる
ただ、その人も「別の面」があり、それが暴かれて主人公とかかわることができなくなる
コロナ禍により仕事(非正規雇用ゆえにという注釈もついて)と学ぶ場が失われる(確かに休校になりました)
どこまでも追ってくる母親、突然わが子を押し付けてくる隣人
(最後にその隣人は主人公には感謝しているといっているが、そもそも自らの行動が結果を招いたとは思わないのだろうかと不思議に思った)
生きる希望を持ったがゆえに、それらがことごとく失われたときにかえって深い悲しみになったのではないかとも思わされました

でも、生きる意義・喜びを体験したことが逆の結果(生きる選択)を導く力になることも十分に考えられ、そちらのほうが多いのではないかと思いたい
(悲惨な結果が起きなければ、何事もないように見えるのだから)

入江監督の以下のコメントがありました
「2020年、コロナ禍で大切な人を亡くしました。すこしだけ注意を向ければその人の苦しみに気づけたかもしれないのに、自分のことばかりで精一杯でした。」
本作は自分の近くにいる何らかの「生きづらさ」を抱えている人に、あなたができることがあるのではないですか、と訴えかけてきます
あなたは物語の外の人物ではないんだよと迫ってきます

難しい役どころの主人公香川杏を演じた河合優実、清濁を併せのむ多々羅保を演じた佐藤二朗ら、それぞれ素晴らしく、だからこそ途中からとてもつらい思いで観ていました(物語はハッピーエンドが好きです)
途中でやめようやめようと思っていましたが、最後まで観てしまいました

今年の映画がもう家で見られる時代なのですね
この前映画館に行ったのはいつだったかな

最後まで読んでいただいてありがとうございます まだまだnote初心者ですが、いろいろ試行錯誤しながら思っていることを言葉にしていたいと思います