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1.お金がお金を産む仕組み キャッシュフロークワドラント

収入の得方は人それぞれ


あなた自身、そしてあなたのお父さんは、またはあなたのパートナーはサラリーマンですか?経営者ですか?それとも投資家ですか?
いずれにしましても、何かしらの形で所得を得ていると思われます。

収入を得るための方法は、大きく2つあります。
それは労働所得と不労所得です。
労働所得は、自分が自分の時間と労力を使って働くことによって対価を得ます。
また不労所得は、お金やシステム、さらには人に働いてもらって収入を得るか、です。
つまり、働いて得るか、働かせて得るか、です。

4通りの収入「キャッシュフロークワドラント」


その労働所得と不労所得をさらに4つに分解したのがキャッシュフロークワドラントです。
キャッシュフロークワドラントとは、「金持ち父さん貧乏父さん」著書でおなじみのロバート・キヨサキ氏が提唱している、収入を得る方法を4つの領域に分けた考え方です。

収入を得るための4つの領域とは、
E:Enployeer 従業員
S::Self Enployeer 自営業者
B:Business Owner ビジネスオーナー
I:Investor 投資家
です。

EとSは労働収入です。
労働の対価として一時的に生まれる収入であり、自分の人生の時間を切り売りして他人の問題解決をしてお金を得ます。
BとIは資本収入、継続的に入ってくる収入であり、Bは他人や会社に働いてもらって収入を得ています。
また、Iは株や不動産などに投資をしキャピタルゲインを得ています。
これらをプアマインドとリッチマインドに分けると、EとSはプアマインド、BとIはリッチマインドです。

勘違いして欲しくないのは、EやSが悪いのではありません。
BやIが社会にとっても、個人にとっても、有益で重要であることを学校も親も教えてくれないことが問題なのです。
Bはハードルが高いが、Iは手軽な形で資本収入を得ることができるため、安心と自由のある人生には欠かせない収入の得方です。
しかもEやSで仕事をしながら、Iとして資本収入を得ることが可能です。。
Iは世の中の課題を解決するために、自分が蓄積したお金を提供するということで、自分だけでは解決できない大きな問題の解決に貢献していることになります。

Iはより裕福になり、Eだけではより貧しくなります。
お金をたくさん持っている人は、それを種銭として投資をし、資本収入を得て資産をさらに増やします。
その増えた資産を再び投資して資産を殖やす好循環に入ります。
貧しい人達は、経済の波にさらされながら、労働収入から得た少ない給料の中からなんとか生活をやりくりします。

これは以前のボクでもありました。
労働で得たいくばくかの現金を金利の少ない預貯金に回しますが、これからのインフレにより預金の価値さえも目減りしてしまいます。
しかも使えるお金(可処分所得)が低くなり、さらにやりくりが大変になってしまいます。

やがて、チャットGPTに代表されるような技術革新が進んでいくと、労働者に支払われていた収入は、その開発者や所有者であるIに移行していきます。
つまりEだけに固執していると、やがてはそこに支払われていた対価が、別のものに支払われることになります。

投資マインドを持つ重要性


IのマインドはEと真逆となります。
Iは、社会に新しい価値を提供しようとしている企業やBの人達を見つけ出し、その企業の可能性に投資をします。
これからは、Iのリッチマインドを持っているかどうかが、将来の子供の「安心」と「自由」を大きく決める要素となります。
大事なことは、EやSの働き方を選んだ場合でも、Iのリッチマインドを持つ事ができるかどうかです。

あくまでもEしかないと思い込んでしまわないようにしてほしいです。
労働も尊い行動です。
そしてその労働から得る報酬も有難いものです。

ですが、労働所得だけに頼ることのリスクは、投資のリスク以上に高いものがあります。
EやSだけに頼っていると、プアマインドから抜け出すことは大変な労力を要することになります。

戦後の今までの日本は、優秀で均一化された、勤勉なEを量産する教育でした。
それは黙々と税金を払ってくれる、ある種“良質な”国民を作る教育でもありました。
その学校の通信簿は、良い大学や企業に入る為には有効だが、Iの働き方をするには全く関係ないということに早く気づくべきです。

あなたの子供の人生の目標は良い学校に入ることでしょうか。

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