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踊れ!日本株!

10月27日の東京株式市場で日経平均が4日ぶりの反落で大引けしました。前日比86円60銭安の27,345円で取引を終えました。

ということで今日は株の話題をピックアップしたいと思います。

今朝の日経新聞では
『さらばジャパンパッシング』
という見出しでこんな記事が出ていました。
『日本株を長年素通りしてきた海外勢の一角が、日本株に資金を振り向き始めた』
その元とはズバリ中国株。
『海外勢が中国株を売却。日本株に資金を逃避させる構図だ』

原因となったのは、中国の政権からつながる地政学リスクの発生確率の高まりだとされています。

中国株といえば、
『時価総額が過去10年で日本株の1.7倍から2.8倍に膨らんだ』
という巨大市場です。

中国株も日本株もドル建てのパフォーマンスは下がっているのですが、円安でドル建て価格が下落した日本株よりも下落率が大きいのが中国株です。

『「世界の投資家が中国株から本格的に資金を引き揚げている。売った資金が向かう第1候補が高い成長が期待できるインド株。次が、安くて安定している日本株だ」』(モルガン・スタンレーMUFG証券シニアアドバイザーのロバート・フェルドマン氏)

もちろん、日本にリスクが無いかといえば、それは違います。「有事」となった場合は、「対岸の火事」と高みの見物をしているわけにはいきません。

この「チャンス」に日本企業は経営努力で海外マネーをさらに引き寄せ、手放さない戦略が必要になってきます。

もちろん、海外マネーだけを頼りにするのではなく、この円安に乗じて海外に移した生産拠点を再び国内に戻すなどの具体的行動も一考に値するのではないでしょうか。

いずれにせよ、ここはひとつ、企業がバラバラに行動するのではなく、“チーム・ジャパン”で事にあたる必要があるでしょう。

『 』内引用:2022年10月27日 日本経済新聞 
21面 マーケット総合 スクランブル より

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