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4.家庭の金融リテラシーをUp Gradeさせる

もしあなたが子供を持つ親だったと仮定して、自分の子供に
「おこづかいちょうだい!」
とせがまれたら、あなたはどうしますか?
可愛い我が子のためにと、無条件でおこづかいを渡しますか?
それとも、無下に断りますか?

選択肢は2つに1つです。
あげるか、あげないか。
さあ、あなたはどうするのが良いと思いますか?

ここでは、どちらが正解か、ということを申し上げるつもりはありません。
少し深いお話をしますと、
親であるあなたは、我が子にどのように育ってほしいと思いますか?
ということを考えて欲しいのです。

質問を変えましょう。
あなたは、我が子がどういう人生を歩んでいくのが良いと思いますか?
その答えによって、
おこづかいをあげるかどうか、いや、どうあげるか、またはどうあげないか
が決まってくると思うのです。
答えはすでにあなたの心の中にあるとい思います。

もし仮に
「お金に困らない人生を歩んで欲しい」
と思うならば、この本がお役に立ちます。
なぜならば、この本は、家庭の金融リテラシーをUp Gradeさせるために存在しているからです。

政府系のホームページ「政府広報オンライン」によると
「金融リテラシー」とは、経済的に自立し、より良い生活を送るために必要なお金に関する知識や判断力のこと
とされています。

つまり、金融リテラシーとは、簡単にいうと、自分自身でお金を稼ぐ力、のことを言うのだと、ボクは理解しています。

少々というか相当古い映画にチャップリンの「ライムライト」という映画があるのをご存知でしょうか。
この映画で、チャップリンは、挫折した若いバレリーナにこう言うのです。
「元気を出せ。人生に必要なものはイマジネーション(想像力)とカレッジ(勇気)とサムマネー(若干のお金)だ」

よく大人は子供に対し、想像力豊かな人間になって欲しいとか、勇気ある人間に育って欲しいなどと言います。
でも
「お金に困らない大人になって欲しい」
とはあまり言わない気がします。
思っているのかもしれませんが、なかなか人様の前で口に出して言うことは少ないような気がするのです。

でも、人生にお金が必要なのは間違いありません。
それは誰でも分かっていることです。
また、お金が全てではありませんが、お金があれば、人生の選択肢が増えることは間違いありません。

より良い生活を送るために必要なお金、は人によって違います。
その人その人の持つ人生の価値観によって「より良い生活」のイメージは違っているし、それによって必要なお金も変わってきます。

金融リテラシーとは、人よりもお金持ちになるために、とか、人よりも幸せになるために、といったような、人と比べて優劣を争うための能力ではありません。
自分が描く夢、幸せな人生、豊かな未来を実現するためのお金を作り出す能力、それが金融リテラシーなのです。

今の子供達に必要とされる能力は、もちろん学校での勉強も含まれます。
大昔は、その必要な能力にことを「読み、書き、そろばん」と言う言葉で表現しました。
そして、少し前は「読み、書き、ネット」だったかもしれません。
今子供達に必要な能力は、「読み、書き、お金」です。

子供の金融リテラシーを向上させるには、親であるあなたも金融リテラシーを持たなければいけません。
子供と共に、お金を一緒に学んで、ご家族の金融リテラシーをアップグレードさせていきましょう。

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