建設業を通じて感じる、街づくりの魅力

先日、海外からのお客様と一緒に地元の鮨屋に行った際、興味深い出会いがありました。隣席の方と会話が弾みました。その隣席女性の方がニュージーランドの都市計画のコンサルタントだと分かったのです。

話題は自然とジェイン・ジェイコブズの『アメリカ大都市の死と生』に。この本は、私たち地域に根ざした建設業に携わる者にとっても非常に示唆に富む内容です。特に印象的だったのは、セキュリティと街づくりの関係性について。

彼女曰く、ジェイコブズの提唱する街づくりの方法で、街のセキュリティが大きく改善されるそうです。私たちの成田には、「誰もが誰もを知っている」ような親密な関係性があります。また、建物づくりでも、そうした雰囲気づくりを心がけています。彼女の話で、まさにその通りだと実感しました。

また、女性の視点を活かした都市計画の重要性についても考えさせられました。ただ監視カメラを増やすだけでなく、人々の日常的な交流を促す街づくりが、本当の意味での安全につながるのではないでしょうか。

この偶然の出会いを通じて、改めて「街の力」の素晴らしさを感じました。言葉や文化の壁を超えて、人々をつなげる街づくり。これからも、地域に根ざした建設会社として、この理念を大切にしていきたいと思います。

皆さまも、日々の暮らしの中で、街の魅力を再発見してみてはいかがでしょうか。