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全体象から理解する「7つの習慣」の大切さ

お盆休み中に、古本屋さんに行きました。そこで、「13歳からわかる!7つの習慣」という本を見つけました。これまでコヴィー氏の「7つの習慣(The Seven Habits of Highly Effective People)」は、原著はもとより、漫画版などいくつものバージョンを読んできました。関連するジェームズ・スキナー氏の本も何冊も読みました。しかし、これほどコンパクトに分かりやすく全体像が理解できる本は初めてでした。

13歳から分かる! 7つの習慣 自分を変えるレッスン

私は、これまで生き方について多くのことを学び、多くの経験をし、多くの語ってきました。学び、経験し、語ってきたほとんどすべてがこの図の「7つの習慣」の中に収まっているように感じられます。全体象がつかめて、はじめて本当に人生の原理原則が分かりやすく示されていることが理解できました。

「13歳から分かる! 7つの習慣 自分を変えるレッスン」より

この図には描かれていませんが、そもそも「7つの習慣」の大前提として「パラダイムシフト」と「インサイドアウト」の気付きがあります。パラダイムシフトとは、自分がこれまで生きてきた大前提を変えるということです。例えば、自分の人生は他人に支配されてきたと考えていたとします。その考えをインサイドアウト、自分が変わることで人生を変えられるのだと気づくことがパラダイムシフトなのです。
このパラダイムシフトの気づきからすべてが始まります。気付きを自分で先に進めるために、主体的に生きる生き方、目的(終わり思い描く)をもった生き方、目先の緊急性ではなく本当に大事なことを大事にする生き方、3つの「個人的成功」の原理原則につながります。この3つの生き方の根っこがあった上で、他人といかに一緒によりよい人生を送るかの、「木」を育てることができます。これが「公的成功」の3つの態度です。まず、お互いが主体的であればお互いがお互いの幸せにつなげられる生き方の選択、win-winの態度となります。そして、自分を主語にせず相手が気持ちよく自分の話ができるように、相手を理解する姿勢、態度となります。自分よりも相手を大切にすることが、お互いの幸せにつながるのだという態度です。その上で、お互いに共通点だけに着目して、妥協して生きるのではなく、対立点をも含めてより大きな成果を生むように創意工夫を積み重ねる態度が「シナジー」です。
そして、最後にどこまでいってもこの根っこから木への「修行」は終わりがありません。生きている限り「刃を研ぎ」続けることが自分自身の最終的な幸せにつながります。

7番目の「シナジーを創り出す」の補足です。自分と相手の意見を三角形に例えれば、お互いの共通点だけで意見をまとめるのは妥協にしかなりません。

しかし、自分と相手の意見が異なる部分をも含めてシナジー、お互いがお互いを生かしあう、お互いがお互いの幸せをつくりだすことができれば、はるかに大きな三角形、人生の成果が作り出せます。

手始めに、「知情意」、仏教の「三密」・「八正道」、新入社員研修で使う「未来を開く人間力」、平山建設用語・フィロソフィとの対比表を作りました。まだ、作成中です。もっとみなさんにより伝わる工夫を今後していきたいです。


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