ハートドリブン 読書ノート
こんにちは。ひできにいさんです。
ハートドリブンを読んだので感想を思いついたままに書きます。
まず初めに
この本は「セカンドID」×「渋谷で働く社長の告白」って感じの本。
ベンチャーの創業前から創業後の苦しい時期、そして成長して上場にまで達するという流れは「渋谷で働く社長の告白」ぽい。
「渋谷で働く社長の告白」よりも自分の気持ちに寄り添っているなというイメージ。そこが「セカンドID」ぽさ。
それぞれのフェーズでどんなことを考え、苦しみ、悩んできたか?かなり詳細に書かれている。
心との向き合い方に焦点を当てて乗り越え方を一つずつ丁寧に書かれている。
2つ目は、名言が結構刺さる。
塩田さんが学生の時にインタビューしたとある経営者の言葉。
「ビジネスモデルや事業内容はいつか変わる。なぜならお客様の求めるものも変わってくるからだ。でも変わらないことは、企業っていうのは人が全てだっていうことだ。いい会社にはその会社の文化がある。哲学や信念がある。それを社員と共有している。そして社員は働くことを楽しんでいる。そこにはいい雰囲気が流れるんだ。会社を測る時は、目に見えやすいビジネスモデルや数字じゃなくて、雰囲気などの目に見えないものが一番大切なんだ。経営者の仕事は目に見えないものに気づき、それを育める環境を作ることだよ」
ビジネスの中での普遍で一番価値のあるものは人。
いい会社の条件を読み取ると、
1.いい会社にはその会社の文化、哲学、信念がある。
2.その文化、哲学、信念は社員に浸透していて社員も哲学や信念を基に自然と行動できる。
3.哲学や信念に基づく仕事を社員が楽しんでいることでいい雰囲気が生まれる。
4.経営者は、文化、哲学、信念を浸透させ、その上での社員の行動をしやすくし、社員が楽しめる環境を作り続ける。
なんとなく経営者に求められることが分かってきたし経営者って楽しそう。
三つ目は、もっと自分の心と向き合ってみようと思える。
自分の心は何を欲していて何を嫌がってるのか?自分のいい面だけじゃなく、蓋をしたい嫌な部分にも目を向けたいと感じる。
自分というものを丸ごと受け容れるようになりたい。
こんな方法で数字が取れるのか半信半疑になるけど、数字が取れて欲しいしこういう経営手法で経営をやってみたくなる本でした。
ベンチャーの創業
所感