見出し画像

犬図鑑 − アラスカンマラミュート② −


1983年(昭和58年)に公開された『南極物語』という映画をご存知だろうか?

実話をもとに製作された日本映画で、南極観測隊の苦難とそり犬たちの悲劇を描いた物語だ。当時の日本映画の興行成績新記録も打ち立てるなど、空前の大ヒット作品であり、その後、何度もテレビ放送されているので、ご覧になった方は多いだろう。

その『南極物語』のリメイク権をウォルト・ディズニー・ピクチャーズが取得し、2006年、アメリカ映画 『Eight Below』(邦題は、同じく『南極物語』)として、新たな映画として公開された。

基本的なストーリーは、実話やオリジナルの『南極物語』に基づいて製作されているが、登場人物がアメリカ人に変更されている他、登場する犬の数や犬種、ストーリーの流れ、結末等が異なっている。
※実際に南極観測隊のそり犬として南極へ行ったのは、樺太犬である。

その『Eight Below』で「そり犬」として、出演したのが、シベリアンハスキーとアラスカンマラミュートだ。

日本では、シベリアンハスキーに比べ、知名度が低いアラスカンマラミュートであるが、世界的には、そこそこ知名度がある。中国でも大型犬好きには、大人気の犬種だ。

賢く、気は優しくて力持ち。映画出演も納得の凛々しい体格とスタイル。一度、触れ合うことがあれば、きっとあなたも彼らを好きになることだろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?