犬図鑑 − アラスカンマラミュート③ −
人間もそれぞれ顔が異なり個性があるように、同じ犬種でも、犬の顔もそれぞれ異なる。犬を飼っている我々は、それぞれ自分の愛犬の顔はもちろん、その個性、そして、その全てを愛している。
日々の生活の中で、道端で、偶然に、愛犬と同じ犬種を見かけた時、嬉しい気持ちになることはないだろうか。
中国で出会った愛犬Oscarの同胞たちを紹介したい。
醤油顔の马(マー)兄さん
体が大きく恐い見た目を可愛く見せるため、飼い主の女性がよく彼の頬をピンクの粉で染めていた。
纏う服もピンクや赤が中心😂
彼の名は、Max (马克斯)。繁華街をスマートに歩く彼を皆 マー兄さん (马哥) と呼んでいた。
マーとは、中国語で馬🐎という意味だが、少し細面で、馬に似ていることも、その名の由来であるらしい。
スマートであっさりとした見た目とは異なり、彼は熱い男だ。遠くからでも見知った顔を見つけると馬のような速さで駆け寄ってきた。
急に駆け出す彼を飼い主の女性はいつも激怒😂していたが、彼は、どんな時もめげない友情に熱い男だった。
1つ不思議なことがあった。彼は、周囲に小さな子供がいる時だけは、興奮することなく、大きな体を小さくかがめ、大人しくしているのだ。
普段は、飼い主の女性を怒らせてばかりの彼だが、実は、空気も読める賢い男だということをみんな知っていた。
彼の周りに人や犬が多く集まっていたのは、そのためだろう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?