この工具、何て呼んでる?
ドライバーやペンチなどは馴染みのある工具なので、その他の名称で呼ぶことは少ないと思います。しかし、普段あまり使わない、やや特殊な工具には、様々な”ローカルな名称”があるようです。
タイトル画の工具は、見たことはあると思いますが、すぐにこの工具の名前が言える人は少ないでしょう。この工具の正式名称は、『ウォータープライヤー』です。この工具の用途は、その名称からも何となく想像できますが、水道管などの工事に使う工具です。この工具はその構造からもわかる通り、2つの部品を繋ぐ箇所を動かすことで、細いパイプから太いパイプまで対応することができます。
SNS上での「この工具の名前を知りたい」というリクエストに応えて、様々な名称が送られてきたようです。”歪んだペンチのような工具”の呼び方は約80種類くらいあったようです。私は”プライヤー”として認識していましたが、その他の例を挙げるとこんな感じです。
ウォポン、カラス、ワニ口、ゴジラ、カチャカチャするやつ、ギューってするやつ、挟むやつ、閻魔様、地獄の舌抜き機、などです。この不思議な形状が想像力を掻き立てるのか、名前のバリエーションが豊富です。どれも、それなりの理由が推測できますが・・・。
ところで、下の工具の名前を知っていますか?。この工具は、私の専門でもある電気探査/電磁探査で頻繁に使う工具です。
この工具の正式名称は、『ワイヤーストリッパー』です。この工具は、電線の被覆を剥いて、中の銅線を剝き出しにするための工具です。日本人は手先が器用なので、ペンチやニッパーなどで電線の被覆を剥くことができますが、手先が器用でない人でも簡単に被覆が剥けるようにした特殊な工具が、ワイヤーストリッパーです。
この工具は、”電線の皮むき器”という特殊な用途にしか使えませんが、物理探査には必要な工具の一つです。
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