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ナンバープレートも16進数?
1週間ほど前、前の車のナンバープレートを何気なく見ると、分類番号の最後の数字が『福岡31C』となっていました。一瞬、目が悪くなって0がCに見えたのかと思いましたが、やっぱりCにしか見えません。モヤモヤしていたら、今日は”福岡32F”という番号を見ました。やっぱり見間違いではなく、番号にアルファベットが使われていました。
日本のナンバープレートには、乗用車であれば、上段に”地域名”と”3桁の分類番号”が、下段に”ひらがな1文字”と”4桁の一連指定番号”が並びます。調べてみたら、3桁の分類番号のうち、下2桁にアルファベットを表記できるようになったみたいです。この法律は2017年1月から施行され、2018年1月から実際にアルファベットのナンバーが交付されています。つまり、私はこのアルファベットのナンバープレートを見たわけです。普段、ナンバープレートをじっくり見ることが無いので、最近になって気が付きました。
最初に見た末尾のアルファベットがCとFだったので、ナンバープレートにも遂に16進数を使い始めたのかと思いましたが、そうではありませんでした。アルファベット26文字の中で、使って良いのはA、C、F、H、K、L、M、P、X、Yの10文字だけです。残りの16文字は、数字と混同する恐れもあるため欠番となっています。例えば、B≃8、I≃1、O=0のように。
どうしてこんなのことになったかというと、タイトル図のように”・・・1”のナンバープレートが欲しいのに、分類番号が枯渇してしまったため、入手が困難になったのです。国交省は、皆さんの要望に応えるため、分類番号を増やしてくれました。最近は、ご当地プレートなどもあり、お役所にしては粋な配慮ですね。