ハイホー♪ 七人の小人の職業は?
『白雪姫と七人の小人』の”小人たち”の職業を知っていますか?
英語の原題は『Snow White and the Seven Dwarfs』ですから、”小人たち”は、ただの小さい人間ではありません。ドワーフ(dwarf)は、人間よりも少し背丈の小さい伝説上の種族で、民話・神話・童話やファンタジー作品などに登場します。高度な鍛冶や工芸技能を持つとされていて、背丈は低いが屈強で、男女を問わず、その多くが長い髭を蓄えているとされています。ファンタジー小説/映画好きの人なら、トールキンの『指輪物語』のギムリを思い出すかもしれません。
この7人のドワーフたちの職業を”木こり”と思っている人が多いようですが、本当の職業は”鉱夫”です。もっと詳しく言うと、鉱山で宝石を掘っている鉱夫です。アニメを全て見たわけではありませんが、有名な歌『ハイホー』のシーンで、宝石を掘っているシーンが出てきます。英語の歌詞には、”Dig, dig, dig, dig...(掘れ掘れ掘れ掘れ...)”や、”in a mine (鉱山で)”や、”million diamonds shine (百万個のダイヤが輝いてるぜ)"が出てきます。
ディズニーファンにとっては、常識かもしれませんが、タイトル図のドワーフたちも、カンテラ(照明)を持った先頭を除いて、全員が宝石採掘用のツルハシを担いでいます。何でこんな記事を書いたかというと、物理探査は地下に眠る鉱物資源の探査に関係があるからです。でも物理探査屋さんは、探しはしますが、掘ることはありません。
ところで、一人だけ髭が無いドワーフがいるのに気付きましたか?。これは、このドワーフが一人前の大人になっていないこと(immature:未成熟)を表しています。