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英単語followの使い方

 SNSが普及した現在では、英語のfollowが日本語のフォローとして一般的に使われています。このfollowに人を表わす接尾語erを付けたものが、follower(フォロワー)です。この接尾語erは便利で、swimmerやrunnerのように動詞の後に付けて、”○○する人”のように使われます。日本語ではこれを応用して、シノラーアムラーのように人名にerを付けて、”○○をマネする人”の様にも使われます。

 本題に戻りますが、followとは「・・・のあとに続く」が原義です。その派生的な意味として、「従う、(…に)伴う、追う、追っていく、追求する、(…の)次にくる、(…の)あとを継ぐ、(…の)結果として生じる」などの多くの意味が生じています。followを使った表現は、英語の論文にもよく出てきます。ここでは主な例を紹介します。

 as follows は、「(…は)次のとおり」を意味する決まり文句です。このときの follow は非人称動詞で、 関係する主節の主語に関わらず常に 三人称単数現在形で用いられます。なので、必ずas follows となります。as follows は文末にきて、His words were as follows. (彼の言った言葉は次のとおりであった)のように使われます。

 followの現在分詞followingもよく使われます。この意味は「次に続く、次の、次に述べる、以下の、次に述べる事柄、下記(の人)」であり、論文中ではthe following equation (次の方程式)のように使われます。論文とは関係ありませんが、a following wind は追い風で、an against wind は向かい風(逆風)です。

  ディズニーアニメの名作『ピーターパン』にfollowingをつかった有名な劇中歌が出てきます。それが『Following the Leader』です。英語版は聞いたことが無くても、日本語版は聞いたことがある人は少なくないと思います。



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