太陽活動の極大期
米航空宇宙局(NASA)や米海洋大気局(NOAA)などが2024年10月15日、太陽活動が”極大期”に入ったと発表しました。
太陽極大期(Solar maximum)というのは、約11年の太陽周期のなかで、太陽活動が極大(活発)になる時期です。これとは反対に、太陽活動が極小になる時期は太陽極小期と呼ばれらしい。極大期の間は、多くの太陽黒点が現れ、太陽放射は通常より約0.1%強くなるそうです。太陽からのエネルギーの増加は、地球環境に多大な影響を及します。
極大期には、大量の太陽プラズマを放出する大規模な太陽フレアが、しばしば発生します。このような太陽フレアが起きると、数日前の記事で書いた低緯度オーロラなどが日本でも観測されます。1859年の太陽嵐の際には、北緯約42°のローマでオーロラが見られました。今後1年程度は、太陽活動が活発な状態が続く見通しなので、再度、低緯度の地域でオーロラが観測できるかもしれません。ただし、太陽フレアが起きると、通信障害が生じたりする可能性があるので要注意です。
極大期のピークがいつなのかは今後の観測次第ですが、太陽活動が活発なのは間違いありません。MT法の季節が到来しました。
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