ブラインドタッチが出来ません。
プログラミングの記事は何度か書きましたが、今回はプログラムを”入力する”作業について書きます。PCでプログラムを書くためには、キーボードの”キーを打つ”必要があります。キーボードのキーにはそれぞれ一つのアルファベットや数字が割り振られていて、一つ一つ順番にキーボードを物理的に押す(触れる)必要があります。このキーボードによる入力作業を高速化するのが、ブラインドタッチです。
ブラインドタッチは、ブラインド(目隠しで)+タッチ(キーに触れる)のことで、慣れてくると”キーボードを見ずに”高速に文字を打ち込むことができます。ブラインドタッチはワープロやプログラミングの必須能力と考えられています。もちろん、定型の文章を打ち込むワープロ作業の場合は、ブラインドタッチが強力な武器になります。
しかし、プログラミングには必ずしも必要ないんじゃないかと個人的には考えています。少なくても、自分自身で考えながらプログラムを作る時には、ブラインドタッチは必要ないと思います。ブラインドタッチが出来ない私の言い訳なのかもしれませんが・・・。
私はブラインドタッチが出来ません。というか試したこともありません。今こうして記事を書いていますが、キーボードのキーは両手の人差し指2本で書いています。最近は慣れてきたので、ブラインドタッチ並の速さで打てる気がしています。
大量の文章をただ打ち込むだけの作業なら、ブラインドタッチは有効です。というか、ブラインドタッチなしには難しいかもしれません。しかし、思考を巡らしながら論文を書いたり、計算の手順を考えながらプログラミングする場合には、ブラインドタッチのスピードは必要ありません。私の場合は”二本指”のスピードが、思考のスピードとシンクロしていて丁度良いのです。これはあくまで私限定の話で、他の人には当てはまらないのかもしれません。
最近の若い人は、スマホの操作に慣れて、PCのキーボードを打ち込むのが苦手だそうです。ある同僚から聞いた話ですが、プログラミングの授業でしきりにスマホをいじっている生徒がいたので問いただしてみると、「キーボードだとうまく打てないので、スマホで入力した後でファイルを転送しても良いですか?」と聞かれたそうです。
音声認識技術や画像認識技術も進んでいるので、あと少ししたらキーボードを使った文字入力作業から解放されるかもしれません。さらに近い将来には、「コンピュータて何?」という時代が来るのかもしれません。
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