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博多どんたくとZondag

今日(5月3日)から明日まで、福岡市のお祭り”博多どんたく”が開催されます。この祭りの正式名称は、『博多どんたく港まつり』というらしいです。この祭りは、今からおよそ840年前の治承3年(西暦1179年)に始まったとされる伝統的な民俗行事『博多松囃子はかたまつばやし』を起源としています。筑前国続風土記には、『平安時代、京都御所の正月、宮中参賀の行事が地方に伝わり、この博多では源平時代のち冶承3年、正月15日、松囃子を取行う・・・』と記されています。この記述からすると、大昔は正月行事だったみたいです。

元々は商人の町である博多地区の祭りでしたが、昭和37年から市民総参加型の『福岡市民の祭り』となっています。今年は、従来通りのスタイルでの開催で、国内外から200万人以上の人出が予想されています。”従来通りのスタイル”というのは、個性あふれる多彩な“どんたく隊”が、明治通りをパレードしたり、市内各所に設置された”演舞台”でパフォーマンスを披露する、ということです。

ちなみに、”どんたく”という不思議な日本語の響きは、日曜日や祝日などを意味するオランダ語のゾンターク(Zondag)が語源と言われています。今では週休二日が当たり前ですが、昔は土曜日は半休でした。この半休のことを”半ドン”と言っていましたが、このドンは、ドンタクつまりゾーンターク(休日)を意味しています。

私のドンタク初体験は、大学に入学した18歳の時でした。大学の友達数人と明治通りのパレードを見に行った記憶があります。当時から人出は多く、賑やかだったのは覚えています。ただし、”パレードを見るだけのお祭り”は個人的には退屈で、数年後に両親を案内して見に行きましたが、この2回以外見に行ったことはありません。弁解に聞こえるかもしれませんが、ディスっているわけではありません。もともと人が多いのが苦手な性格なので・・・。

今年は天気も良くて、絶好の”どんたく日和”です。皆さん、楽しんで下さい。

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