二丈町のミカン山でMT探査
タイトル画の場所とは全然違う場所ですが、二丈町のミカン畑とスギ林でMT探査を始めました。今日の場所は、以前の下見で目星をつけていた場所です。今回は、ミカン畑とスギ林の二か所でお試し測定をしています。
もちろん、他人の土地で探査を勝手にするわけにはいきませんので、土地の所有者の同意を得ています。今回の調査の目的は、人工的な電磁場ノイズの少ない場所を探すことです。MT法は自然の電磁場の変動を利用する探査法ですが、商用電力線や電話線、鉄道の電線などから発生する人工的な電磁場ノイズが探査の邪魔になります。
ある程度の人工ノイズはデータ処理で何とかできますが、ノイズが大きすぎるとデータ処理でも手に負えない場合が出てきます。そこで、伊都キャンパスの近郊で人工ノイズのできるだけ少ない場所を探したいと思ったのが、今回の調査のキッカケです。
久しぶりの山歩きで、今日は本当に疲れました。後から知ったのですが、気温も相当高かったようです。しかし、準備は万端です。クーラーボックスにロックアイスを詰め、冷たいお茶や水などを持って行きました。これで脱水症状対策もバッチリです。
今日は測定装置を設置して、そのまま置いてきました。データの回収は1週間後の金曜日になります。どんなデータが取れるのか、楽しみです。