福岡は朝鮮半島に守られている!?
昨日から、テレビのニュースでは日本中の積雪の話題で持ちきりです。今回の寒波で、日本海側の地域はもちろんのこと、太平洋側でも観測史上初の積雪記録を打ち立てたようです。南国・土佐の高知県でも、14㎝の積雪があったそうです。桂浜にある坂本龍馬の銅像の映像が流れましたが、竜馬の頭の上に積もった白い雪には、ユーモラスな違和感がありました。
私が育ったのは大分県の田舎で、海側にある場所なので、瀬戸内気候と呼ばれる温暖な気候の中で育ちました。冬には雪もたまには降りますが、積もることは殆どありませんでした。また、周囲を九州山脈、中国山脈、四国山脈に囲まれているため強風も少なく、台風被害も記憶に残るようなものはありませんでした。
大学に合格して福岡に引っ越した初めての冬、日本海側の寒さの洗礼を受けました。福岡は、大分に住んでいた時と比べると、北風が強くて気温も低かったのを覚えています。一年生の時に住んでいた賄い付きの学生寮は、窓枠がサッシではなく昔ながらの木枠の窓だったので、よく隙間風が入ってきました。ある朝、目を覚ますと、室内なのに窓の内側に薄っすら雪が積もっていることさえありました。
そんな北風が寒い福岡市ですが、雪に関して言えば、地理的な位置関係のため、朝鮮半島に守られています。冬の時期、大陸からの寒気が日本海で水蒸気を蓄え、それが雪に変わります。しかし、福岡市は朝鮮半島があるために、陸地に挟まれた海の領域が少ないので、大雪が滅多にありません。しかし、少し離れた北九州市では、雪が積もることが結構あります。福岡市では積もっていなくても、北九州市周辺では10センチを超える積雪ということが頻繁にありました。
福岡市は、太古の昔から大陸との関係があり、朝鮮半島とは文化の面でも影響を受けてきました。さらに、現在も気候的な面で恩恵を受けています(個人の感想です)。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?