バークレーの思い出#25 Muir Woods
サンフランシスコの北に広がる素晴らしい森であるミュア・ウッズ(Muir Woods) は、1908年にセオドア・ルーズベルト大統領によって国定公園に指定されました。この名称は、偉大なナチュラリストであるジョン・ミュアに敬意を表したものです。彼はこの公園について、「世界中の森林の中でも、樹木愛好家にとって最高のモニュメントだ」と評しています。
ミュア・ウッズは、ゴールデンゲートブリッジを渡り北へ少し進んだ場所にあります。ここには静寂なレッドウッドの森林が広がっています。1800年代後半、ベイエリア沿岸地域のレッドウッドは伐採により大部分が失われましたが、ミュアウッズのレッドウッドは残りました。空に向かって真っすぐに伸びるレッドウッドは、樹齢が100年を超えるものもあり、高さは76mにもなります。タイトル画はレッドウッドの写真ですが、赤丸内の人間の大きさと比べるとその高さが際立ちます。
私が住んでいたバークレーから近いこともあって、その当時にバークレーを訪れていた研究者の方に誘われて行ったことがあります。公園内には遊歩道が設けられていて、ゆっくりと散策を楽しめます。ここでは、天気の良い日でもレッドウッドがあるため薄っすらと暗く、気温もヒンヤリしたように感じました。
サンフランシスコは観光客も多い大都会ですが、そこから少し離れると豊かな森林が広がっています。レッドウッドの大きさと共に、アメリカのスケールの大きさを感じました。
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