蝶がヒラヒラ 生物多様性ゾーン
先週の水曜日、伊都キャンパス内の生物多様性ゾーンでテスト実験を実施しました。この時の準備中に、小型の蝶であるモンシロチョウやモンキチョウ、大型のクロアゲハ(タイトル画↑↑)やカラスアゲハなどの蝶を数多く見ました。
生物多様性ゾーンは、九州大学が伊都キャンパスに移転する前の自然が残されています。元々、この地域はミカン山だったので、今でも放置されたミカンの木などが残っているのでしょう。そのため、幼虫時に柑橘系の植物の葉を好んで食べるアゲハ蝶などが、目立つのかもしれません。
私は特に蝶に詳しいわけではありませんが、一般的な蝶なら大体わかります。というのも、小学生の頃の夏休みの宿題(自由研究)では、昆虫採集をやっていたからです。生物多様性ゾーンでは見ませんでしたが、よく見る普通のアゲハ蝶や、緑色のスジが特徴てきなアオスジアゲハなどを捕まえていました。
蝶と言えば、小学一年生の理科の最初のテストが今でも記憶に残っています。そのテストは、学習教材の業者が作った市販のものでした。白い紙に、野原の景色が広がっていて、そこに多くの昆虫の絵が描かれていました。今のように、オールカラーではありませんでしたが、一部の昆虫には色が塗られていました。
もちろん最初のテストですから、難しいものではありません。田舎の野原でよく見るバッタやチョウなどのイラストが描かれていて、その名前を”ひらがな”で書くというものでした。さすがに全ては覚えていませんが、10種類の昆虫が描かれていたと思います。その絵の中には、菜の花畑のようなところで飛んでいるチョウが描かれていて、私は答えがすぐわかったので回答欄にチョウの名前を書きました。
テストが採点されて戻って来た時に、先生が正解を解説してくれました。このテストは、知識を問うのではなく、たぶん”ひらがな”がどの程度書けるかを見るためのテストだと思います。例のチョウの名前(正答)を先生が言うと、みんな納得がいかないような顔をしていました。そのチョウの名前は”もんきちょう”でした。しかし、私以外の全員が”もんしろちょう”と書いていました。
この理由は分からなくもありません。モンシロチョウは誰もが知っているチョウですが、モンキチョウはかなりマイナーです。なんなら、モンキチョウは”モンシロチョウのメス?”くらいの認識です。少し虫に詳しい子なら、ムギワラトンボとシオカラトンボが同じトンボの雄雌であることを知っています。ひょっとすると、モンキチョウを”ひっかけ問題”と勘違いした可能性もあります。
それくらいモンキチョウは知られていません。しかし、テストの問題のイラストには、色鮮やかな”黄色いチョウ”が描かれていました。その問題は私だけが正解だったので、ちょっと優越感に浸ることができました。
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