I can show you the "subsurface" world.
『I can show you the world』は、ディズニー映画の名作『アラジン』の劇中歌のタイトルです。主人公のアラジンは空飛ぶ絨毯に乗り、「Do you trust me? (信用してくれるかい?)」と言ってプリンセスを誘い、「I can show you the world. (外の世界を見せてあげられるよ)」と言って、プリンセスに今まで見たことが無い広い世界を見せてあげます。
アラジンはプリンセスに、”目で見える”素晴らしい”地上の”景色を見せてあげるのですが、この世界は地上に限ったことではありません。実は地下には、地上以上に広い世界が広がっています。記事のタイトルにある英単語”subsurface”は、地下を意味します。しかし、地下の世界はダイレクトに目では見えません。そこで登場するのが、物理探査です。
物理探査は、見えない地下を可視化する”魔法のような”テクノロジーです。私は、魔法のようなそのテクノロジーの一端を担っています。目は、光という電磁波を感知できる電磁波センサですが、狭い周波数帯の可視光しか感じられません。そこで物理探査では、目に代わる様々な物理センサを使って、地下を可視化できます。
例えば、重力探査では密度の違いを測定できるし、電気探査では比抵抗という物性値の違いを測定できます。その他にも多種多様の物理探査法が存在します。もっと詳しく知りたい人は、拙著をご購入下さい(^▽^)/。
I can show you the subsurface wold.