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"割り込み"も悪くない!?
『・・・も悪くない!?』シリーズ(?)の第二段は、”割り込み”です。行列への割り込みはマナー違反でやってはいけないことですが、まだまだこのマナーを認識していない人たちがいます。かなり前ですが、電車に乗るために乗車口で待っていました。私は先頭で待っていたのですが、電車が到着すると、どこからでてきたのかオバちゃん(お婆ちゃん)三人組が私の前に殺到して、そのまま乗ってしまいました。私はその大胆な行動に、一瞬固まってしまいました。オバちゃん恐るべし。
人間の割り込みは非常識な行為ですが、プログラミングでは”割り込み”は重要な概念です。プログラムでの割り込み処理というのは、何かのトリガー(引き金)をきっかけにして、別の処理に移行することを言います。通常は、何かのキーが押された場合や、一定時間の経過などがトリガーになります。
割り込み処理は、通常のプログラムでも出てきますが、最もよく使われるのは計測制御プログラムです。計測制御プログラムでは、一定間隔で同じ処理を繰り返すので、割り込み処理が欠かせません。言語の種類によってその命令は様々ですが、BASICでは『ON XX GOTO ○○』や『ON XX GOSUB △△』のような使い方をします。また割り込みは、プログラムのエラー処理にも使われ『ON ERROR GOTO ○○』のように記述されます。
人間の割り込みの場合、割り込んだ人は厚かましくも居座りますが、プログラムの割り込みは、必要な処理が終わればすぐに出て行きます。これが通常の割り込みとプログラムの割り込みの大きな違いです。