ぶったん四方山話#12 野外調査、始めました~(^^♪
あまりに暑いので、「冷やし中華、始めました~♪」みたいなノリの出だしですみません。昨日(7/25)から、試作機による本格的な”MT法探査”を始めました。場所は、糸島半島の西端と、伊都キャンパス内です。
MT法を知らない人のために、簡単に説明します。この方法は、日本語では地磁気地電流法といって、自然の地磁気変動によって誘導された地電流を観測して地下の比抵抗分布を調べる電磁探査法です。自然の電磁場の周波数は、数十Hzから1/1000Hz程度まで様々な種類がありますが、低周波の電位場を使えば地下数kmから数十kmの深度までの探査が可能です。
仕事の都合で、私は午前中だけの参加でしたが、久しぶりの現場調査を味わうことができました。まだ実験は始まったばかりで、データが取れるのはこれからですが、良いデータが取れることを期待しています。また、良いデータが取れなくても問題ありません。その時は、”なぜデータが取れなかったのか?”をよく検討して、次の改良機に反映させることができます。
まだ、最初の試作機なので、すべてうまく行くはずはありません。期待してはいますが、期待以下だとしても、それはそれで研究開発のやり甲斐があるのです。バッチ来い!。