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自然満載のキャンパス 足元には・・・?

九州大学の伊都キャンパスは、自然満載(?)キャンパスです。建物自体は近代的で、やや無機質ですが、キャンパス内の敷地は緑であふれています。キャンパス内には、SDGsを考慮した『生物多様性ゾーン』と呼ばれる自然環境保全エリアがあります。このエリアでは、自然を手付かずのまま保護しています。そのため、イノシシタヌキなどにも出くわしますし、まだ見たことはありませんが希少なカメサンショウウオもいるそうです。まだキャンパスが移転する前ですが、この辺りの地下水探査をしていた時には立派なノコギリクワガタを捕まえました。これが、人生初のノコギリクワガタの採取経験でした。

私はウエスト1号館から3号館の自室まで歩いて移動するのですが、一号館の入り口で珍しい生物に遭遇しました。私が利用する入口付近には、ダンゴムシがウロチョロしているので、いつも踏まないように気を付けながら建物内に入ります。ちなみに、ダンゴムシとよく似たワラジムシというのがいますが、触ってもワラジムシは丸くならないので簡単に区別できます。もちろん、詳しい人なら見た目だけで区別できると思いますが・・・。

二重になった自動ドアが開いて、ふと足元を見ると何かが横切って行きました。一瞬「ゴキブリ?」と思ってよく見ると、小さなカニでした。じっくり見たわけではないので間違っているかもしれませんが、アカテガニだろうと思います。このカニは、猿蟹さるかに合戦のカニのモデルにもなった、陸に棲むカニです。

黒猫が目の前を横切ると不吉なことが起きる予兆だと言いますが、カニが横切ると何が起きるのでしょうか?。伊都キャンパスの周辺は自然が豊富ですが、建物周辺は舗装されていて自然はほとんどありません。入口も二重の自動扉ですから、よほどの幸運が無ければ建物内に進入することは困難です。どうして建物内にカニが迷い込んだのか不思議です。

追記:この記事を書いた後、キャンパス内にサルが出現したとして、警告メールが全職員と全学生あてに送信されました。

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