ハイスペックも考えもの
ハイスペックは、高機能を表わす high-specification の短縮形である high-spec が由来です。元々は、高性能な機械やコンピュータなどに使われていましたが、最近では”ハイスペック男子”のように生身の人間にも使われるようになっています。
婚活市場での”ハイスペックな男性”とは、一般的に高年収・高学歴・高身長のいわゆる”3高”を満たしている男性を指します。この”高年収・高学歴・高身長”という条件は、昔からハイスペック男子の必須要素として考えられてきました。しかし、最近ではこの3高以外の条件もハイスペック男子には求められています。
まずは、コミュニケーション能力の高さです。コミュニケーション能力の高さは日々の暮らしの中で重要ですが、実はコミュニケーション能力が高い男性はあまり多くはいません。会話の引きだしが豊富で、和気あいあいとお互いに会話を楽しめるような男性はとても貴重です。
次は、常識やマナーが備わっているかどうかです。「そんなの常識でしょ」と思われるかもしれませんが、備わっている人が意外と少ないのです。いくら高学歴な男性でも、飲食店で店員に高圧的に接したりすると、せっかく美味しい食事なのに幻滅してしまいます。
その他にも、『容姿が優れている/清潔感がある』、『家事・炊事ができる』、『2ヶ国語以上話せる』などの条件があるようです。しかし、このような条件を全てクリアできる、出来過ぎな”超ハイスペック男子”はどれだけいるのでしょうか?。
ハイスペック男子の対義語として、ハイスペック女子と言われる人達もいます。しかし、婚活市場に限って言えばハイスペック女子は苦戦しているようです。そんなハイスペック女子からは、「(私が)大学院卒なので、(相手の)男性が卑屈になっちゃって」とか、「大手企業勤務なので、男性が引いちゃうんです」といった声が上がるようなのです。
私のような”低スペック男子”からすれば、ハイスペック女子は魅力的に映るのですが・・・。ひょっとすると、草食系男子が増えているのが原因なのでしょうか?。