朝の対向車
朝の通勤時、信号待ちで止まっているときに対向車の人の顔を覗く(チラ見する)のですが、対向車の運転手さんたちは、まさか自分達が見られているとは思わないらしく全くの無防備です。
私が出勤するのは割と早い時間帯ですから、朝食を家で食べられなかった人たちは、車内でオニギリやパンを食べている姿をよく見かけます。この人たちの多くは、他人から見られているという自覚がありませんから、大きな口を開けて美味しそうに朝食を食べています。
わたし的には「朝早いし、仕方ないかも?」と割と肯定的ですが、こうした行動は厳密には道路交通法違反に該当する可能性があるそうです。道路交通法第70条の安全運転の義務では、次のような規定があります。
「車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通および当該車両等の状況に応じ他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない」
オニギリやパンを食べていると確実に片手運転になりますが、片手運転は運転操作不適・前方不注意・安全不確認などに該当します。片手運転は、ハンドル操作ミスやなどを誘発しますから、細心の注意が必要です。もちろん、しないに越したことはありません。
それから、これは女性限定ですが、運転しながら”お化粧している人”をたまに見かけます。また男性限定では”電気シェーバーで髭剃りをしている人
”も見たことがありました。どちらも片手運転ですから、「安全運転の義務」違反の可能性がありますが、違法すれすれのグレゾーンです。
しかし、堂々と”スマホで電話している人”を時々見かけます。これは完全に違法です。自動車を運転中の『ながらスマホ』は、道路交通法で禁止されています。罰則は「6月以下の懲役」又は「10万円以下の罰金」となり、行為の罪悪感に比べると割と重い罪になります。罰金は科料とは違って前科となります。ちなみに、我々が駐車違反やスピード違反で払う”罰金”は正式には科料で、これは前科にはなりません。
後悔先に立たず。事故ってしまっては遅いのです。「交通ルールは守りましょう!」