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地中レーダで海賊船を発見

”埋蔵金”について調べていたら、地中レーダに関する面白い記事を見つけました。その記事では、埋蔵金ならぬ”埋蔵船”が発見されたという記事でした。場所はノルウェーのエドイにある農場で、その埋蔵船は2019年に発見されました。発見された船は、メロヴィング朝かヴァイキング時代の船であると考えられているので、約1000年前の船になります。

エジプトなどでは、遺跡の探査に地中レーダが利用され、地下に埋設された様々な遺構の発見に役立っています。しかし、このような船が、しかも陸上で発見されたという話は、これまで聞いたことがありませんでした。

この発見は、考古学者のチームが地中レーダで発見したのですが、本当の目的は別のものだったそうです。つまり、考古学チームは全く別の探査を実施していて、”間違って”この船を見つけたようです。極寒のノルウェーの農場に埋められたその船は、地表からわずか60 cmのところに埋まっていたそうです。

この場所は1000年前の墳墓の一部だったようで、ヴァイキングの墓だったのかもしれません。ヴァイキング(Viking)は、ヴァイキング時代(800年~1050年)と呼ばれる約250年間に、西ヨーロッパ沿海部を侵略したスカンディナヴィアやバルト海沿岸地域の武装集団を指す言葉です。

ヴァイキングといえば、角のある兜を被った海賊や略奪を働く戦士のイメージがありますが、これは後世の想像の影響が強く、実際には略奪を専業としていたのではなく、本当は海洋交易民で、普段は農民や漁民だったそうです。ヴァイキングは、ヨーロッパ各地に進出し、北ヨーロッパの歴史に大きな影響を残しますが、次第に各地に土着して、13世紀頃には殆どのヴァイキングは消滅しました。

ここで発見された船については、詳しいことは書かれていませんでしたが、ヴァイキングの王様の船だったのかもしれません。

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