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大学入試は最重要の仕事です。

昨日と一昨日、大学入試共通試験が全国一斉に行われました。全国一斉に実施するので、多少のトラブルはあったようですが、何とか無事に終わったようです。あまり知られていないかもしれませんが、試験監督は大学の教授や准教授が担当しています。どこかの会社にアウトソーシングして、大学に無関係な人達が実施しているのではないのです。

大学教員の主な仕事は、教育と研究です。しかし、普段あまり意識されない、大事な仕事があります。それは、”大学入試に関する仕事”です。入試業務では、大学の教員は主に試験監督や会場係を担当しています。その他にも、試験問題作成や採点なども大学教員が担当しています。大学の先生の一部には、入試業務は”雑用”と考えている人もいるようですが、それは大間違いです。というのも、大学に学生がいなかったら、大学が成立しないからです。大学の最低限の必要条件は、”教える教員と教えられる学生の存在”です。

学生のいない大学は、大学としての機能を果たせません。つまり、入試業務はそれだけ重要なのです。試験を受ける受験生はもちろん大変ですが、試験監督する先生たちも大変です。私もこれまで何度も試験監督を務めてきましたが、毎回緊張するし、肉体的にもハードな仕事です。定年までのカウントダウンが始まりました。試験監督するのも、あと数回くらいでしょう。そう考えると、ホッとすると同時に、ちょっと寂しい気もします。

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