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祝 芥川賞受賞
2025年1月15日の今日、第172回芥川賞の選考委員会が開催され、二名の受賞が決まりました。受賞作は安堂ホセさんの『DTOPIA』と鈴木結生さんの『ゲーテはすべてを言った』です。
芥川賞は通称で、正式名称は芥川龍之介賞です。この賞は、芸術性を踏まえた一篇の短編あるいは中編作品に与えられる文学賞です。芥川賞とペアで語られることが多い直木三十五賞(通称直木賞)は、ともに菊池寛が創設した賞です。受賞者には、正賞として懐中時計、副賞として100万円が授与され、受賞作は『文藝春秋』に掲載されることになっています。この時代に懐中時計?と思われる人も多いと思いますが、賞が創設されたのが1935年だという事を考えると納得です。
普段は”芸術性を踏まえた”芥川賞には関心がありませんが、この記事で取り上げたのには理由があります。実は、鈴木結生さんと私の妻が面識があったのです。時々妻が通っていた教会の牧師さんが鈴木さんのお父さんで、その関係で子供の頃から知っていたそうです。
妻は、まるで自分の息子が受賞したように喜んでいました。「ちっちゃい頃は一緒に卓球していたユウイ君が・・・」と感激していました。私は全く面識がありませんが、なにやら遠い親戚の子が受賞したような感覚です。何はさておき、芥川龍之介賞の受賞、おめでとうございます。