フィールド調査・大霧地熱発電所#2
昨日は午後2時過ぎくらいに、大霧地熱発電所に到着しました。大霧地熱発電所には、地熱発電の概要を説明した展示館がありますが、その二階が日鉄鉱業さんの現場事務所になっています。
到着の時間を3時頃と伝えていたので、少し早く着きすぎましたが、少しして担当者の方が現場事務所に戻ってきて、”保安に関する現場講習”をしてくれました。地熱発電所構内で作業(MT法の探査など)するには、この現場講習が欠かせません。地熱発電所構内には、守るべきルールが厳しく定められています。
例えば構内では、安全のためヘルメットを被るのが義務づけられています。また服装についても、半袖は厳禁で長袖の作業服を着用することになっています。これらは万が一の怪我に備えた安全対策です。書面および口頭での現場講習が終了すると、来客用のヘルメットを貸して頂きました。これがないと、探査ができません。
さて、本日の朝になりました。空は曇り空ですが、今のところ雨は降っていません。なんとか持ちそうだと思ったのも束の間、発電所に着く前に激しく雨が降り始めました。雨が降って探査機器に触れると、故障したりする場合があるので、雨天決行というわけにはいけません。
午前中は測量したり、電位電極用の穴を掘ったりして測定準備をしました。しかし途中から雨が本降りとなり、この作業が終わったところで一時中断しました。結局、2時過ぎになって小雨になった頃から、作業を再開しました。予定していたすべての作業はできませんでしたが、必要最低限の測定準備ができました。
少しづつ暗くなり始めた4時半頃、測定準備が完了して本日の仕事が終わりました。雨と心労で、かなりヘトヘトになりました。疲れた~。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?