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 政治の世界も行政の世界も難しい言葉や難しい内容があふれています。議員だからといって何でも知っているわけではなく、ある分野については全くの素人と言うこともたくさんあります。だからといって、「知らない」「分からん。」「難しい。」では、市民の負託に応えることはできません。そのためには学ぶしかありません。

 時には執行部が開催する研修会もあるのですが、多くの場合、自分で調査し、勉強し知識を積み上げ、議員としての力をつけていく努力をすることがほとんどです。そんな中、今回は2日間行われた全国の市町村議会議員向けの研修会に参加することができました。

 場所は滋賀県にある「全国市町村国際文化研修所」です。全国の自治体の職員の研修に使われる施設とあって実に大きい建物です。すぐ近くに琵琶湖があります。まるで海のように感じる大きさです。

<Facebookより写真を引用>

 研修内容は「自治体予算を考える」です。2日間とも武庫川女子大学経営学部の金﨑健太郎教授の講義でした。自治省(現総務省)の官僚からスタートし、県庁の要職、副市長など多くの現場も経験している理論家、実践家なので、どちらの立場も理解しており、議員が理解し辛いだろうなという痒い所に手が届くような講義でした。

<休憩中の研修会場>

 一般企業の予算決算と自治体の予算決算の考え方の違い、自治体の歳入、歳出のチェックポイント、自治体の財政状況の確認の仕方など多くの知識を得ることができました。とは言っても、2日間でマスターできるような内容でもありませんので、持ち帰ってさらに理解を深めることになりそうです。

 以前、この研修所に来たときは、夜に他市町村の議員と交流会が行われ、他市町村議会の実情を聞くことができる第2部研修会だったのですが、今回は、それも行われず、静かに夜は更けていきました。

 小学校教員として34年間務め、教育界のことしか知らなかった私にとって、政治や行政の世界は知らないことばかりでした。少しずつ知識を積み上げ、市民の負託に応え、夢を実現していきたいと思っています。

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