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チヒロとの出会い
『藤原英大の頭の中』をブログに書こうと始めてみたが、
『何も書かない。』と言うことは
『藤原英大の頭の中は空っぽだ』と言ってしまっているようだと気づく。
それはまずい!と思ったり。
頭の中は空っぽの方がいい!と思ったり。
今日はちょこっと、妻の千尋との出会いについて書きます。
妻の千尋は芸術家・美術モデルだ。
千尋と僕で芸術製作所として、ArtStudio Chipperをやっている。
油彩で肖像画を描いたり@1000人肖像画を描く。
抽象的なドローイングや立体制作などをしている。
詳しくはアートスタジオチッパーのリンクを見てみて下さい。
https://artstudiochipper6.wixsite.com/mysite
妻の千尋と出会ったのは
江別にある『ドラマシアターども』という喫茶店だ。
僕は、とにかく、この『ども』が大好きで、
ご飯を食べたりコーヒーを飲みに行ったり、
演劇みたり打ち上げで朝まで飲んだりと入り浸っていた。
歩いて5分のところに引っ越すぐらい好きだ。
そんな『ども』にある時にふらっとコーヒーを飲みに行った。
中に入ると油絵具の匂いがした。
ギャラリーへ目を向けると油絵が展示されていた。
赤く激しい色使いの大きな絵が目に入った。
よく見ると人の顔。こちらをじっと見ている。
近づいて説明を見ると自画像だと書いてある。
作者はスズキチヒロという人らしい。
個展開催のコメントとして、
『自己と対峙するために自画像を描き続けている。』
と書いてあった。
ここで僕は痺れた!
鼻から油絵具の匂い。
目に飛び込む赤く激しい自画像。
自画像のスズキチヒロの目はじっとこちらを見つめている。
自己と対峙している人の目だ。
強烈な衝撃が頭を貫いた。
自画像が目から離れなくて、個展の期間中何度も足を運んだ。
自画像の中のスズキチヒロと目を合わせる。
『お前は自己と対峙しているのか?』
と突きつけるような感覚。
このスズキチヒロという人に会ってみたいと思った。