三次元を言葉で"翻訳せず"に書けないか考えている。
三次元。空間的な表現をどうやって言葉で表すのか考えている。書き言葉は平面に文字を使って芸術的に表現される。だからビジュアル、見た目の側面から出来るんじゃないかなって一つ思ったの。
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こんなふうに、句点を冒頭に持ってくる事で前の文章の存在を表現する。そうする事で1軸増えて平面から空間的に表現出来ないかな。
興味深い試みですね。句点を冒頭に持ってくることで、文章間の関係性や存在を視覚的に表現し、平面的な線形構造からさらに一つの軸(第三軸)を追加して空間的な表現を目指すというアイデアについて、言語学者としていくつかの視点から考察してみます。
1. 視覚的レイアウトと言語構造の関係
現代の書記体系では、文字や句読点の配置は主に読みやすさや意味の明確化を目的としています。句点を冒頭に配置することで、以下のような効果が考えられます:
• 参照関係の明示化:句点を冒頭に置くことで、前文との関連性を強調し、読み手に対して「この文は前の文に依存している」ことを示唆できます。
• 視覚的な階層構造:句点の位置を変えることで、文章間の階層や優先順位を視覚的に表現することが可能になります。
後に出てくるけど、もし本当に文字を使って三次元的に表現が可能になると、読解が難解になるという課題にぶちあたる。
2. 多次元的な情報伝達
言語は基本的に一次元的(線形的)な情報伝達手段ですが、視覚的な工夫を加えることで多次元的な情報伝達が可能になります。句点を冒頭に持ってくる方法は、以下のような多次元的表現の一部として機能するかもしれません:
• 時間軸以外の軸の導入:例えば、句点の位置を利用して「関係性軸」や「重要度軸」を追加することで、文章間の複雑な関係を視覚的に表現できます。
• 空間的な配置:文章をページ上で異なる位置に配置することで、物理的な空間と同様の関係性(前後、上下、左右)を表現することも考えられます。
なるほど。そもそもマトリクス上に配置されていると考えるのも一つ手段かもしれない。これは多くの人がすでに実践しているとも思われる。つまり
こうする事で意味とか感じ方が変わるよね。
4. 課題と可能性
課題
• 読解の複雑さ:従来の文法や書記習慣から逸脱するため、読み手にとって理解しづらくなる可能性があります。
• 標準化の難しさ:新しい書記方法を広く普及させるためには、共通のルールやガイドラインが必要です。
• 技術的な制約:デジタルメディアや印刷媒体での実装において、既存のフォーマットとの互換性を保つ必要があります。
僕がアーティストなのだとしたら、標準化は無視してもいい。それは作品だから。でもプリントするためには既存のフォーマット上で、標準化された世界環の中で新しい表現手法を模索する必要があるのかもしれない。読解の難解さは、映画メッセージを見てもらえたら目指してる方向性がわかると思うので割愛する。
そもそも、三次元、空間的に感じている事を、二次元、線形の"言葉"に『翻訳』する必要があるのか?もしくは、三次元を三次元のまま表現できるのか?
既存の方法論、そもそも言葉のほとんど全ては『翻訳』に該当すると思うけれど、翻訳を介さないで言葉に落とし込む事は出来ないのか?
というのが今の疑問だと思う。
1. 言語の本質と空間表現
言語の線形性と制約
伝統的な言語は基本的に一次元的(線形的)な情報伝達手段であり、時間軸に沿って情報が順次伝えられます。この構造は、情報の整理や伝達には有効ですが、複雑な三次元的な空間や関係性を直接的に表現するには限界があります。
そう、言語は基本的に時間軸に縛られている。頭から読んで、結びに向かう。上から下へ。右から左へ。左から右へ。各言語によってruleが決まっている。しかしそれは時間軸に縛られている。それは揺るぎないものなのか?
言語と空間認識の関係
言語は人間の認知能力と密接に関連しており、空間認識もその一部です。しかし、言語は抽象的な概念を共有するためのツールであり、視覚的な空間認識をそのまま言語化することは困難です。これは、言語が「翻訳」の役割を果たしているためであり、視覚的・感覚的な経験を言葉で完全に再現することは本質的に難しいと言えます。
諦めろと諭されたのだろうか。但し、三次元的、空間的とはあくまでもXYZの3軸が絡み合うマトリクスであり、それは視覚的に囚われないし、感覚的に囚われる事もないはずだ。
1. 三次元マトリクスとしての言語表現
多次元的な言語構造の構築
従来の言語は一次元的(線形的)な構造を持っていますが、三次元的なマトリクスとして再構築する試みは革新的です。以下のようなアプローチが考えられます:
• 階層構造の拡張:文章やフレーズを複数のレイヤーに配置し、それぞれの軸(X, Y, Z)に対応する意味的な関係性を持たせる。例えば、X軸は時間、Y軸は感情、Z軸は物理的な位置を表すなど。
• 非線形ナラティブ:物語や情報を立体的に展開し、読み手が異なる視点から情報を探索できるようにする。これには、デジタルメディアやインタラクティブなフォーマットが有効です。
階層構造の拡張は面白そうだ。数学的な要素を取り入れて【私(昨日,今日,明日)(可能,可能,不能)】というような表現は可能かもしれない。
ただ二つ目は面白くない。どうしてもインタラクティブな表現を提案してくる。あくまでも、現状では日本語のフォーマット上で、このnoteの上でも出来る表現を目指したい。
原点に立ち返ろう。
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こんなふうに、句点を冒頭に持ってくる事。これまでを踏まえてどうだろうか。
1. 句点の冒頭配置の意味合い
• 存在の強調: 句点(。)を冒頭に配置することで、その文が前の文との関連性や依存性を強調していると解釈できます。これは、前の文が「存在」として認識されることを示唆しています。
• 空間的関係: 句点の位置により、文章間に何らかの空間的関係(例えば、上下関係や隣接関係)が示されていると捉えることも可能です。
2. 線形から空間的への転換
• 第三軸の導入: 通常のテキストは水平(左から右)と垂直(上から下)の二軸で情報が配置されますが、句点を冒頭に置くことで「深さ」や「関連性」を示す第三軸を意識的に導入しています。
• 視覚的分離: 句点を先頭に置くことで、視覚的に文が分離され、独立した「ブロック」として認識されやすくなります。これにより、各文が互いに影響し合いながらも独立した存在として存在感を持つことができます。
各文章のブロック化は無意識的に意識されていた事だと思う。強調と言い換えてもいい。上下関係や隣接関係はさっきの()で区切った表現によって可能かもしれない。
。昨日(私は歯を磨いた,布団に入った,風邪を引いた)(咳が出た,頭は痛くなかった,翌日には治った)
/
明日(病院は空いてなかった,昨日行けばよかった,薬を飲んだ)(苦しくはなかった,全てどうでもよかった,見舞いに来てくれた)。
/ 斜線を用いて文の接続関係をさらに強調してみた。つまり
。A1(x1,y1,z1)(x2,y2,z2)/ A2(x3,y3,z3)(x4,y4,z4)。
数字1と2、3と4それぞれの繋がりが接続関係を強くし、1〜4までも対照的に接続されている。加えて冒頭の句点により、A1以前の存在も示唆している。
構造解析
• A1:昨日の出来事とその結果(x1, y1, z1)と(x2, y2, z2)
• A2:明日の予測とその結果(x3, y3, z3)と(x4, y4, z4)
• 数字のペア(1と2、3と4)は、それぞれの要素間の強い接続関係を示しています。
• 冒頭の句点は、A1以前の何かの存在や文脈を暗示しています。
当然ながら、直感的には読みにくい。
先の文章は簡単なものなので、情報の羅列から読み取れはする。人間の脳は凄い。
今日はここまで。