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触れずに操作する「非接触」テクノロジー

はじめに

最近は、非接触市場に注目しています。コロナ禍により、屋外でのあらゆるものに「触れる」ということを嫌がるようになった人たちが、非接触型の入退室や、決済システムを希望するようになってきたというのです。この「非接触」市場、実は

アジア太平洋地域全体で3兆US$規模(3兆円ではない!)

とも言われています。

アジア太平洋(以下、APAC)での非接触経済の市場規模は、「在宅消費」だけで少なくとも3兆米ドル規模の産業となり、市場としては消費財、レジャー・レクリエーション、教育が最大となり、金融サービス、健康、および消費財が最も成長するとしている。

非接触経済は「在宅消費」と「非接触型の家庭外消費」に大きく分けることができる。COVID-19により生まれた潮流は、これまで家庭外にあった消費者のタッチポイントが家庭内に移行する「在宅消費」の増加と、家庭外の消費者のタッチポイントはそのままに、技術やサービスの革新により生み出された「非接触型の家庭外消費」の台頭により表される。

同社が、今回推計した3兆ドルという市場規模は、既に影響が顕在化している「在宅消費」をもとに推計されているため、この予測はミニマムラインのシナリオとなるという。COVID-19禍で需要のきざしが見えてきたばかりの「家庭外」需要も含めると、非接触経済全体の市場規模はさらに拡大することが予測され、APACの家計消費支出のうちの約6割、11兆ドルが影響を受けるようになるとしている。

「非接触」市場は、2025年に3兆米ドル規模に(アジア・太平洋エリア)
https://ecnomikata.com/ecnews/28384/

3兆US$が「ミニマム」というのは本当なのでしょうか…ともかく、非常に大きな市場になるのは間違いなさそうです。

さまざまな「非接触」技術

非接触を実現する技術には様々なものがありますが、『非接触テクノロジー実装戦略』によれば、以下のようなものがあるとのことです。

  1. ジェスチャー認識

  2. 空中結像技術

  3. 操作感実感技術(ハプティクス)

  4. 顔認証技術

  5. 視線認証技術

  6. 音声認識技術

  7. 物体追跡技術

  8. XR(AR, AV, MR, VR)

  9. 五感インターフェース(味覚)

  10. 五感インターフェース(嗅覚)

  11. テレイグジスタンス

  12. BMI(ブレイン・マシン・インターフェース)

  13. テレプレゼンス

  14. 深紫外線光源

具体的な技術の詳細については、各ページにてご紹介していきます。

他にもさまざまな技術が出てきているので、引き続きチェックしていきます。

(つづく)

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