カルピスの原液のようにほめる
日常の中でほめ言葉が多くなったと感じています。
ほめ方に関する情報も多くて誰でもほめるスキルを得られるようになりました。
そのようなコミュニケーションは、人との関わりが円滑になり気分を害することも防げますよね。
ところが、地球のおばちゃんが若かった昭和時代。
ほめ方のレパートリーが少ないし、ほめられると照れくさい、そういう雰囲気でした。
シニア世代ではほめることがむずかしい、と感じる方も多いと思います。
いつの間にか地球のおばちゃんも、ほめ言葉をたくさん頂くようになりました。
はじめは「ほめられたぁ~」と喜んでいたのですが・・・
どんどん続くと「ほめるが薄まってる感じがするなあ」と思うようになりました。
どう薄まっているのか。
わかりやすくするために「ほめる」を「カルピス」に置き換えてみます。
いつでもほめようというアンテナを立てている人は、相手のいいところをたくさん見つけます。理想的で良いことです。
おいしく飲める「標準的に薄めたカルピス」というところでしょうか。
一方めったにほめない人がほめたら「原液のカルピス」です。濃すぎてごくごく飲めませんが、インパクトが大きいです。
〇カルピスの濃さで表す4段階ほめ
原液➡ほめることが苦手な人➡本気でそう思って感動したからつい言葉に出てしまう➡普段ほめない人からほめられた。えーホント! 印象に残る➡ほめられた人は人生を変えるほど心が動くかもしれない。
濃いめのカルピス➡苦手だけどほめたほうがいいと思っている人➡照れくさいけど努力してほめる。本気度は低め➡ほめられた人はちょっと無理してることを察する➡ほめてくれてありがとう、という感謝の気持ちが残る。
標準的なカルピス➡ほめ方が身に付いていて自然にほめる人➡ムリなく気持ちよくほめてくれる。気分がいい➡円滑なコミュニケーションができるが、いつもの事。
薄すぎるカルピス➡なんの飲み物かわからない➡本気もくそもなく「ほめなあかん!」と思ってほめる➡ほめるスキル低く、センスなし➡ほめられてもうれしくない。うわべだけですべりまくり。
ほめるのが苦手なかた。がんばらなくていいです。
あなたなら原液級のほめるができます。
だれかの行いに感動して心の底から「すごい!」と思ったら、なんでもいいから伝えてみる。
言葉じゃなくても、笑顔でも身振りでも・・・
本気のほめるができるチャンスです。
地球のおばちゃんもチャンスがきたら素直に感動を伝えていきます!