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約3年間、経営者として自分の名前でメディアに出たりSNSで発信して思うこと

こんにちは。
リモートワークを当たり前にしたい、キャスターの石倉です。
2020年もあっという間にあと数日になりましたね。
今年はあまり外に出ずに家でゆっくり過ごすという人も多いと思いますが、ぜひ年末のお時間のあるときに読んでいただければ嬉しいです。


僕は、2016年からキャスターの取締役COOとして日々すったもんだありながらスタートアップの経営をしています。
会社の仕事はそれなりに忙しくやっているわけですが、2018年以降の2年間は特に意識的にテレビをはじめとしたメディアに露出したり、SNS(主にTwitter)やnoteでの発信を増やしてきました。
正直、テレビの出演(FNN系列「Live News α」やTOKYO MXの「モーニングCROSS」のコメンテーター)などは偶然の要素も強いですが、それ以外にもウェビナーを中心としたイベント登壇や、勉強会、Webを中心としたメディアでの取材、Forbesさんや@人事さんでの寄稿など、なるべく積極的に表に出るようにしていました。

今ではTwitter大好きですが、実は3年前くらいまでほとんどやっていませんでした。(3年前のフォロワー数が150くらいだった気がします)
こういったnoteでの発信も週1本ペースでするようになりましたが、これも会社を経営する立場になるまで全くやっていませんでしたし、どちらかというと苦手だし嫌いな方でした。(初めて書いた記事をupする前の緊張は今でも忘れませんw)



ではなぜやり始めたのか?


理由はすごくシンプルなんです。
「採用」のためです。継続的に事業を拡大していくためには顧客の獲得と採用をやり続けないといけません。前回のnoteにも書きましたが、そのためにはずっと求人広告やエージェントに依頼し続けるのは厳しい。
求人広告を出し続けるにしても、おそらくどんどん獲得難易度は上がり、コストは合わなくなってくるだろう。

それはそれで必要な時はやるとしても、基本的には「人が集まり続ける組織、会社」になった方がいい。そう思ったのがきっかけです。



人が集まり続ける会社、組織をどう作るか?


もちろん一筋縄ではいかないのですが、少なくとも以下の2つの条件が揃わないと成立しないと思っています。

1、いい会社だな、共感できるなetc...緩やかな好意を持ってもらっている
2、社外へ発信されていることと、社内で起きていることのギャップがない


すごくシンプルにいってしまえば、
外面だけ良くてもダメだし、中身だけ良くても知ってもらわないことには意味がない。当たり前のようですが、この2つどちらも同じバランスでやるのが必要だと思っています。


事業や組織が拡大していくと「2、」の難易度は上がっていきますが、それは当然やらないといけません。発信ばかりが目立っていても中身ボロボロは意味ないですから。それはそれでGOALがないのでやり続けることは絶対に必要。

ただ、素晴らしい組織やメンバーがいたとしても「知られていない」と、残念ながら人が集まってきません。3年間、いろいろな発信をやってわかってきましたが、他人に興味を持ってもらうことは非常に難しいことです。


僕がやってきたこと


SNSやメディアを通して、考えてきたことは大きく2つです。

1、名前とキーワードを知ってもらい、興味を持ってもらうこと
2、言っていること、やっていることに緩やかな好意を持ってもらうこと


まず、当たり前ですが、知ってもらって興味を持ってもらわないとスタート地点につけません。この際に知ってもらうのは「会社名」「サービス名」「個人名」などいろいろあります。その中でどれを知ってもらうのがいいかはサービス内容などによっても異なりますが、僕の場合は「個人名」を知ってもらうことを重視しています。

「キャスターの〜」や「CASTERBIZの〜」よりも、「あー、キャスターって石倉さんのやっている会社か」みたいなイメージです。

これはメディアへの出演やSNSの特性として、会社名を覚えてもらうよりも個人名を覚えてもらう方が圧倒的にやりやすいということでもあります。
そして個人名+何をやっている人か(僕の場合だとリモートワーク、働き方etc)で覚えてもらえたらベスト。
まずは知ってもらい、Twitterやnoteなどをフォローしてもらう。を1つ目のGOALに置いてました。
ただ、闇雲にフォロワーを増やすのではなく「何をしたらフォロワーが増えるのかを理解できている」ことを目標においていました。


フォローしてもらったあとは、発信内容や活動内容に共感してもらったり、いい会社だな、興味あるな、となってもらうこと。そしてタイミングが合えば応募してみようと思ってもらえることがGOALです。

これを実現するには、地道に発信を継続していくことが大事ですが、僕の場合は「自分の意見」「会社の活動」「社会的なこと、マクロなこと」の3つに分けて発信しており、主観も思いっきり入れています。
(このあたりどう考えて発信しているか知りたい方は個別に聞いてください)


僕の中で、実現できているかどうか、うまくいっているかどうかのKPIを以下においています。


「面談や面接に来てくれた人の◯%以上がウチの会社を知ったきっかけが石倉のnoteやTwitterや出演したメディアである」


今はあまり面接に出ないのでわからないのですが、一時期自ら現場の面接に出ているときは毎回面接時に聞いていました。
そして「面談や面接に来ている人のうち50%が僕のSNSやメディア経由である」といった時期もありました。

今ではありがたいことに、採用面接の場面だけではなく
「御社の役員の方が、テレビでコメンテーターされているのを拝見して会社を知り、何かご一緒できないかと〜」といった協業のお問い合わせや、
「御社の役員の方の著書を拝見し、一度リモートワークの相談ができれば...」など直接お仕事につながるようなご相談、またnoteやSNSでの発信をきっかけにキャスターで提供するサービスを知り、申し込んでくださっている企業さまもいらっしゃいます。(いつもありがとうございます。)


総論として


経営者をしながらメディア出演が増えることでデメリットもあります(僕は直接周りから何かを言われたことはあまりありませんが)。

ただ、無名のスタートアップを働く場所として選んでもらえるようになったり、一生懸命考えていることを発信していることで興味を持ってくださるお客様が増えたり、社員のご家族やパートナーの方が「いい会社だね」と言ってくれたり、など、スタートアップにとって経営者が一定SNSやnoteで発信をしたりメディア露出をやっていくことはメリットの方が数倍大きいのでは?と思っています。

もちろんそう簡単にうまくいかないことの方がほとんどで、
3年やってきた今でも試行錯誤していますが、大事なのは「はじめること」「そしてやり続けること」「改善し続けること」の3つです。
事業と一緒ですね。

なかなかすぐに効果が見えるようなものではないからこそ、最初は手応えがないものですが、だからこそ多くの人が離脱してしまうので長く続けるだけで勝つ確率が上がってきます。
そして少しずつ成果が見えはじめると楽しくなってきますし、何より単純に発信を見てくれている人がいるという事実はとても嬉しいことです。こんなにたくさんのコンテンツがある中で読んでくれているというのはすごいことだなーと。


SNS嫌い、ブログ書かない、基本的に人前に出たくない...
そんな僕でも3年間で多くの恩恵を感じられるくらいにはなりますので、これを読んで「よし!」と思った方はぜひ今日からでも何か始めてみてください。


ただ、
どんな内容を発信すればいいかわからない、どういう戦略がいいのか、何から手をつければいいのかわからない、伴走してくれるパートナーが欲しい、など思う方がいらっしゃいましたらお気軽にTwitterのDMにご連絡ください!

またβ版なので、クローズドですが数名の「経営者専属のPR/ブランディング担当」としてご一緒させていただいてますので、ぜひ実例も交えてお話させていただきます。


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