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「スクラム採用」を実現するために必要な2つのこと


最近Twitterやnote、またイベントなどのレポートをみていると「採用は人事だけではなく現場全員でやるべきだ」「今はスクラム採用だ」という話が非常に増えてきているなと感じます。それ自体は非常に素晴らしいことです。

また個別に人事の方から相談を受けると「現場が採用に協力してくれない」といった悩みを聞くことも多いな、と思います。


私は2005年にリクルートで働き始めて以来、HR領域で10数年働いていますがこの概念は新しいことではなく、売り手市場になると出てくる「概念」です。

他にもアルムナイ、オンボーディング、リファラルなども名前こそかっこいい感じになっていますが、新しく出てきた概念ではなく前からずーっと言われています。揺り戻しが何回もある、そんな感じですね。


買い手市場のタイミングでは、応募が困ることが減ります。
また求職者も内定を獲得するのが難しくなるのでどうしても採用する企業の力が強くなるため、全社員で頑張らなくても採用ができてしまうことが増えるのでこのような議論はあまり起こりえません。
もっというと人事は「いかに応募者対応するか」や「コスト削減するか」に論点が移っていきます。

しかし現在は圧倒的な売り手市場です。
そういった売り手市場になると候補者の集客は難しくなります。また候補者は複数の会社から内定が出てしまうためアトラクト=魅力付けを一生懸命しないといけません。
そうなると、人事「だけ」で採用業務を完結することは難しくなってくるため「各事業の現場」も採用業務に入ってきてもらう必要が出てきます。
だからこそ、今のタイミングで「現場の協力」「スクラム採用」のような話が盛り上がってきているのだと思います。

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