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8の字跳び 10の基本技術

もう13年も前にアップした記事。
ブログ「教師の寺子屋」の中では過去最も読まれている記事であり、noteにも再録しておく。


8の字跳びの需要が非常に多いようなので、ここについての情報を優先的にお伝えする。
8の字跳びの10の基本技術は以下の通り。
 ①声をそろえる(低く地面を這うような声はNG。高く張りのある声で。)
 ②列を詰める(くっつくぐらい、かつ常に前進、漸進しながら)
 ③真っ直ぐ並ぶ(②と関連。縄にスムーズに入れる。特に列の後ろの方に影響。)
 ④入り口から出口まで一直線に抜ける(意外とできない。コーンを置く練習法が有効。)
 ⑤縄の当たる真ん中あたりを前にとびこえる(苦手な子は大抵手前で真上にとんでいる。)
 ⑥片足ジャンプ(できない子には無理させない。素早く抜けられる。)
 ⑦とんだ後は列を詰めるまでダッシュ
 ⑧手は胸に(小さくなって縄に当たりにくくなる&ジャンプしやすくなる効果あり。)
 ⑨列の先頭と最後には得意な子
 ⑩回し手を育てる(重要。以前アップした1月の記事を参照。)

基本的に全て「周りの人を楽にさせるために」という技術である。
勘違いしやすいのは、「いつもひっかかる子ども」に目がいってしまうこと。
実はその前の人達や、回し手に原因があることが多い。
例をあげると、前の方が②「列を詰める」ができていないせいで、後ろの人が⑤「縄の真ん中まで移動」をやる余裕がない、という事態。
高速の渋滞と一緒で、後ろの人ほど、前がさぼった分のしわ寄せがくる仕組みである。
また、縄に入れない子、苦手な子をどうするかは
 ・前後を得意な子ではさむ(おすすめ。後ろの人が軽く背中を押してあげる。)
 ・苦手な子達を後ろの方でまとめ、回し手が途中からテンポを遅く回してあげる。
などなど色々ある。
目的は「よりよい学級作り」なので、苦手な子をどう指導するかは最重要課題。
一番苦しくて、一番楽しいところでもある。


・・・というのが過去記事を貼り付けたもの。
2024年現在の自分は、8の字跳びや大縄を学級づくりに用いることはない。
時代の価値観の変遷と、自分の考えの変化である。
しかしながら、指導技術を伝えていくこと自体には価値があると思い、再録してみた。

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